コロナ禍で海外旅行に行けなくなって2年目。今年の夏休みもおとなしく国内で過ごすしかないようだが、せめて少しの間でもいいから海外の旅気分を味わいたいものだ。そこで今回は開放的な屋外テラス席付きで、海外の旅気分が味わえる3店をご紹介。夏のそよ風が吹くテラス席で、ハワイ、台湾、タイを旅した気分を満喫してみよう!

  • 夏到来!ピリ辛なタイ料理でバンコク気分を満喫!

市ヶ谷のタイ料理店「オールドタイランドGEMS市ヶ谷店」

まずはタイへトリップ!本格タイ料理を自宅でも楽しめる通販サイト「スースーデリ」や、タイ料理店「クルン・サイアム」などを展開しているスースーチャイヨーの「オールドタイランドGEMS市ヶ谷店」は、市ヶ谷駅から徒歩4分でバンコクの世界へ!

店内に入るとまず目に入るのが、至るところに飾られた可愛らしいカラフルなタイ雑貨たち。そしてほどなく本場さながらのスパイシーな香りに包まれる。「カオ・マン・ガイ(鶏肉の炊き込みご飯・スープ付き)」1100円や、「ポピア・ソット(具沢山もちもち皮の生春巻)」一本440円~、「ガイ・ヤーン(自家製タレに漬け込んだ鶏肉バーベキュー)」1200円など本格タイ料理が勢揃い。そして店内の奥には開放的なテラス席が広がる。

  • 昼間は陽の光を浴びながら、夕方以降は夜景を見ながら食事ができるテラス席が気持ち良い!

この時期に特に味わいたいのは「トムヤムイエン(トムヤム冷麺)」。ランチは生春巻付きで1,200円、夜は単品1,200円(冒頭の写真中央を参照)。毎年9月末くらいまで提供する同店の大人気メニューで、特に「熱いトムヤム麺だと汗で化粧崩れが気になってしまうけれど、夏も辛い料理が食べたい!」という女性客から圧倒的な支持を得ている。

「つるつると喉ごしの良いタイの米麺(中太)を、辛味とコクが絶妙な冷たいトムヤムスープで味わえ、器までキンキンに冷やされているので、夏場にさっぱりと涼感に浸れます」と同社広報の木下さん。具材は大ぶりのエビ、もやし、赤玉ネギ、フクロ茸、パクチー、プチトマトなどでとてもヘルシー。麺はダイエット中の方にもおすすめの春雨や、卵麺にも変更可能だ(卵麺のみ50円プラス)。だいたい1日10~20食の限定なので、ご注文はお早めに!

ノンアルコールのビールや、マンゴ、グァバ、ココナッツなどの南国ムード漂うソフトドリンクもあるので、アルコールを飲まない日も楽しめる。

代官山のハワイ料理店「HEAVENLY Island Lifestyle 代官山」

次は代官山発のハワイ直行便!代官山駅から徒歩2分のハワイ料理店「HEAVENLY Island Lifestyle 代官山」(ヘブンリー アイランド ライフスタイル)は、現地メディアのベスト・ブレックファストでも高く評価されている、ハワイアン・オーガニックやイートローカルをテーマとしたオールデイ・カフェ・ダイニング。2020年6月に日本上陸を果たした。

  • 天候により、入り口は開放されることもあり、開放的なハワイ空間に

人気のショップが立ち並ぶ代官山・八幡通り沿いの代官山プラザ2階にあり、開放的なテラス席とフォトジェニックな店内がとても印象的。落ち着いたブルー調のソファ席や、流木で作られたダイナミックな波の壁がオシャレ。どこからともなく波の音も響いてくる。

同店では天候の良い日には、店内の入り口を完全に開け放してテラス席にするほか(上の画像、参照)、完全屋外のオープンエアーなテーブル(7卓24席)も設置。ヘルシーでパワフルな朝食・ブランチからディナータイムまで、様々なシーンで楽しめ、グルテンフリーやベジタリアン料理などもラインナップされている。

  • 「ヘブンリーズロコモコ」1529円

同店を経営するゼットンの広報部・白川さんのおすすめは、「ハワイ本店の味を再現した『ヘブンリーズロコモコ』1529円。国産の黒毛和牛を100%使ったジューシーなパテにオーガニックの野菜や十穀米を盛り合わせたシグネチャーメニューです。また、『カウアイ産ガーリックシュリンプ』5p 2079円はワイキキ本店と同じ、カウアイ島産のシュリンプを使用した本場のガーリックシュリンプなのでこちらもぜひ味わっていただきたいです」。夏らしい「パクチー餃子」979円や、ハワイのローカルフードである「フライド・グリーントマト」616円などもある。

日本橋の台湾料理店「富錦樹台菜香檳」

最後は台湾へ!台湾料理をシャンパンと一緒に楽しめるレストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」。

  • 天気の良い日はテラス席も開放される台湾料理の「富錦樹台菜香檳」

同店は台北の緑豊かなおしゃれエリア・富錦街(フージンジェ)でセレクトショップなどを展開する富錦樹(フージンツリー)グループの創立者Jay Wu(ジェイ・ウー)によって開発されたブランド。「世界の観光スポット50選」(2014年)や、台湾政府が勧める「必ず食べるべきグルメ10選」(2018年)に選ばれるなど、台湾を代表するレストランの一つだ。

今回紹介する東京・日本橋室町のCOREDO室町テラス店は、2019年9月に日本初上陸。台湾発のセレクトショップ「誠品生活」のレストランゾーンにあり、100席以上の広々とした空間だ。天気の良い日はテラス(40席)も用意され、風通しの良い中で多彩な台湾料理を楽しめる。ジャンパンはグラス1480円からあり、ノンアルコールのスパークリングもラインナップ。

  • “台湾料理とシャンパンで乾杯”という新しいコンセプト

料理は(上の写真、右下から時計回りに)「カキと揚げパンのニンニクソース」1180円~、「花ニラとピータン 豚挽肉のピリ辛炒め」1080円~、「冷製ゆで鶏の 柑橘醤油添え」1680円、「ハマグリの酒蒸し 生姜添え」1980円、そして写真中央の「豚足の薬膳スープ煮込み」1980円など。

いずれも“新鮮な野菜やフルーツをふんだんに取り入れ、しっかり味付けされながらも油を控えたヘルシーでやさしい味わい”をテーマにしたもの。テイクアウトやデリバリーにも対応している。

また台湾といえばかき氷。特製シロップで味付けされた甘酸っぱい青マンゴーを使った「台湾産青マンゴー氷」980円や、自家製芋ダンゴ、白玉、あずき、ピーナッツ、杏仁豆腐など8種類の具材を、きび糖氷にトッピングした「富錦樹八賓冰(バーバオピン)」980円、パイナップル、クコの実、ピーナッツ、杏仁豆腐をきび糖氷にトッピングした 「杏仁鳳梨冰(杏仁パイナップル氷)」980円など夏季限定デザートも魅力だ。


ハワイ、台湾、そしてタイ。日本人が行きたい旅行先の人気上位の常連国。開放的なテラス席のあるレストランで、たまには海外旅行した気分でゆったりとくつろいでみてはいかがだろうか。