歌手の中島美嘉が秋元 康氏と約20年ぶりにタッグを組んだ新曲「知りたいこと、知りたくないこと」が、テレビ朝日系ドラマ『漂着者』(23日スタート、毎週金曜23:15~※一部地域除く)の挿入歌に採用されたことが分かった。
秋元氏が企画・原作を手掛ける同ドラマは、とある地方の海岸に謎の男・ヘミングウェイ(斎藤工)が漂着したことから物語が始まる。女子高生たちが軽い気持ちでSNSに動画を投稿すると「#イケメン全裸漂着者」というワードがトレンド入りするほどバズり、男は一躍時の人に。記憶喪失の彼が、世間を騒がせている事件を解決に導く予言めいた力を発揮することで“教祖”のように人々を狂信させ、崇められる存在になっていく。
中島の鮮烈なデビューを飾ったファーストシングル「STARS」や「WILL」などの大ヒットシングルを手掛けた秋元氏。「知りたいこと、知りたくないこと」はドラマのストーリーとシンクロする切ない想いを描いた歌詞と、憂いのある中島の声が印象的な王道バラードとなっている。
秋元氏は「このドラマで、重要なパートを占めるのが、漂着者ヘミングウェイと新聞記者新谷詠美(白石麻衣)との惹かれ合う気持ちです。記憶喪失の彼が、何を思い出すのか? 真実を追求する新聞記者として、“知りたいこと”。そして、彼を愛してしまった一人の女性として、“知りたくないこと”、その2つの感情に挟まれた詠美のシーンを思い浮かべた時、中島美嘉さんの切ない声が欲しいなと思いました」と起用の理由を明かし、「本当に素敵な楽曲が誕生したので、楽しみにしていただきたいと思います」と呼びかけた。
主演の斎藤は「私事ですが日々『漂着者』の世界の中で“今”だけしか手掛かりのない男にとってこの中島美嘉さんの奏でる美しい楽曲はまるでヘミングウェイが失った何かを埋めてくれる様です」とコメント。
中島は「20周年というタイミングで、デビュー曲も手掛けていただいた秋元 康さんに楽曲をいただけたこと、『漂着者』に挿入歌として参加できることをとても光栄に思います。ドラマの内容にもリンクした曲に仕上げていただき、私自身もこの曲が大好きです。是非歌詞にも注目してドラマと共に新曲『知りたいこと、知りたくないこと』楽しんでいただけたらうれしいです」とアピールした。