商品比較メディア「エラベル」(PLAN-B運営)は7月14日、派遣会社でのトラブルに関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2021年5月20~25日、調査対象は派遣でトラブルにあったことがある人、有効回答は162人。
派遣でのトラブル、1位「仕事内容・契約関連」
派遣でのトラブルはどんな内容だったか聞くと、1位は「仕事内容・契約関連」(42%)。「派遣会社の営業の方から聞いていた業務内容が全然違いました。専門的な知識はまったく必要なく、簡単な書類の仕分けのみ、分からないことは現地の社員さんが丁寧に教えてくれるという説明でしたが、伺ってみたら経験者でないとわからないような業務でした。現地の社員さんも、経験者がくると聞いていたのに、と業務を教えてくれるつもりはなかったようです」(30代女性)など、「聞いていた仕事内容と違う」「契約期間の短縮」「突然の終了」との声が多く寄せられた。
2位は「人間関係」(36%)。人間関係のトラブルが起きてしまい、次の更新をしない人や途中で契約を打ち切る人もみられた。
以下、3位「給与関連」(6%)、4位「派遣会社の営業マン」(5%)、5位「仕事紹介・求人」(4%)、6位「派遣登録会」(1%)と続いた。
派遣で起きたトラブルは解決したのか質問したところ、「解決しなかった」が72%を占め、「解決した」は28%にとどまった。解決しなかった人のコメントをみると、「結局のところ、みんなに派遣会社側・派遣先の担当者の双方が見て見ぬふりをされて終わりでした。解決しませんでした」(40代女性)など、トラブルが起きても我慢するケースが圧倒的に目立つ結果となった。