シャープは、テレビやスマートフォンの音を耳元で楽しめるウェアラブルネックスピーカー「AQUOS サウンドパートナー」と、バラエティ番組「水曜どうでしょう」のコラボレーションモデルを商品化。北海道テレビ放送が運営する「HTBオンラインショップ」で8月18日に発売する。価格は22,000円。予約受付は7月21日に開始予定だ。

  • AQUOSサウンドパートナー「AN-SS2-SD」

AQUOSサウンドパートナー「AN-SS2」(2020年発売/実売約13,290円)は、首に掛けて装着し、スマホやPCなどとBluetoothで接続して使えるネックスピーカー。耳をふさがずに音楽などが楽しめるだけでなく、内蔵マイクによりハンズフリー通話やビデオ会議にも活用できる。

北海道テレビ放送(HTB)によるテレビ番組「水曜どうでしょう」とのコラボモデルでは、番組ディレクターの藤村忠寿氏、嬉野雅道氏による、新録の音声ガイダンス全26種を収録。「どうでしょう軍団の一員になったかのようにD陣2人の声が耳元で聞こえる」ことをコンセプトとして設計されている。大泉洋氏らレギュラー陣の音声は搭載していない。

電源オン時などの操作に合わせてディレクター陣の肉声による音声ガイダンスが楽しめ、使用中にバッテリー残量が低下すると「おっ、早くお前充電しろって、充電しろっつってんだよ」、音量設定が最大になると「もう、最大だって! もう、無理だって!」などと音声で通知するという。さらに、電源オフ時はD陣による2種類の音声ガイダンスのうち、どちらか片方がランダムで流れる仕様になっているとのこと。なお、通常モデルと同じ音声ガイダンスも搭載している。

コラボモデルの音声ガイダンス例

  • ささっ! 電源が入りましたよ
  • さささささっ、ペアリングの接続、キュー!
  • クリアボイスをオンとする!
  • なんだよ、だめかよ、俺の声じゃだめなのかよ

ちなみに、このコラボはシャープ公式Twitterの「水曜どうでしょう」を意識した“とあるツイート”によせられた大きな反響から、SNS上で水曜どうでしょうのディレクター陣とのつながりが生まれ、今回シャープ側からHTBへAQUOSサウンドパートナーのコラボ提案を行ったとのこと。コンセプトやデザイン、音声仕様などの詳細を詰めて、商品化が実現した。

  • 自身も「水曜どうでしょう」のファンで“藩士”であるという、シャープの永沼広行氏

本体や付属のBluetooth送信機に加え、商品パッケージにも「水曜どうでしょう」のロゴを使用したオリジナルデザインを採用。さらに、限定のポストカードも同封している。

水曜どうでしょう 藤村忠寿ディレクターからのコメント

どうでしょう藩士にしか売ってはいけない商品ですね。だってこいつは口調が横柄ですから。こんな家電はありません。ただ、藩士の皆さまなら身悶えるような快感を得られることでしょう。だって、大泉さんやミスターさんがいつも聞いているディレクションの声があなたの耳元で聞こえるんだから。つまりはこれを装着すればあなたもどうでしょう軍団の一員ということです。

水曜どうでしょう 嬉野雅道ディレクターからのコメント

心地よい声で誘導しようとする音声ガイダンスに日頃から疑問を持たれているあなた。おられましたらすぐにお求めください。この機器の音声ガイダンスは当節はやりのイケボではございません。言葉使いも良くありません。実に聞くに耐えない。失敗したときは多少音声ガイダンスの声が裏返ります。小さいお子さまに聴かせてはなりません。あなただけの愛蔵物として、どうぞ家族にも知人にも秘匿されますようオススメします。さぁ買いましょう。

  • 付属のBluetooth送信機

  • パッケージ

ネックスピーカー本体には、音が耳元に効率よく届くようにリフレクター構造のスピーカーを搭載。会話音声帯域を増幅させるクリアボイス機能を備える。約88gの軽量設計で、連続約16時間の長時間再生が可能。IPX4相当の生活防水にも対応する。

Bluetooth送信機がセットになっており、テレビと送信機を接続すると、ネックスピーカーでテレビの音を聞ける。Bluetoothの対応コーデックは、SBC、AAC、aptX、aptX Low Latency(aptX LL)。送信機もaptX LLに対応し、テレビの映像と音声のズレを抑えて伝送できる。

充電端子はmicroUSB。充電時間は約2時間30分。本体サイズは184×185×18mm(幅×奥行き×高さ)。ステレオミニのオーディオケーブルなどが付属する。