絵本やさんの子育て便り「〜出産のはなし〜」

つい先日、妻と話しながらふと「ヒトの出産ってなんでこんな大変なのだろう?」 という疑問がわいてきました。妊娠してから、10ヵ月間、おなかがどんどん大きくなっていき、身体的にも精神的にも変化していくし、自分の身体の中でどんどん大きくなっていく命と向き合いながら、しかも、こんなに大きな赤ちゃんを身体の外に「生み出す(出産する)」のです。なぜ、この方法なのか、なんか、もっと別の方法がなかったのか…。

なぜ、そんな疑問がわいてきたかというと、妊娠中の妻をまじまじと眺めながら、今起こっていること、そしてこれから起こることを想像して、「お母さんって本当にスゴイなぁ」と思ったからです。

しかしながら、人類はこの超絶大変な方法で、地球上に繁栄しているのですから、この方法には何か大切な意味があるのかもしれない。そんなことすら考え始めてしまいました。長男と長女の出産に立ち会ったときには、そんなことも考える余裕もなく、ただただ起こることに必死に対応していただけだったのですが、3人目になってようやく妻の置かれている状況を、ほんの少しだけ理解できるようになってきたのかもしれません。(遅!)