狭いところを通ったり、箱にぴっちりと収まったりする猫。その様子からインターネットでは「猫は液体」とも言われますが、もしかすると、本当に液体なのかもしれません。

ターキッシュアンゴラのミュージーさん(メス・1歳半)と暮らす、おみゆさん(@omiyucp)の投稿が話題となっています。

スペースで作業応援してもらいながら2時間かけて作ったドアが突破された瞬間の写真です(@omiyucpより引用)

  • (@omiyucpより引用)

「ドアが突破された」と投稿されていますが、ドア自体は壊されていない様子。しかしミュージーさん、ドアから上半身が出ています。

上から見たカットはこちら。

  • (@omiyucpより引用)

ど、どういうこと??? と思わず言いたくなってしまうこの一枚。白い体と白いワイヤーネットが同化しているようにも見えますが、ネットと壁の間、胴体の半分くらいの隙間を通り抜けています……。

  • (@omiyucpより引用)

ひょうひょうとした表情でヌルッと飼い主さんのもとへやってくるミュージーさん。やはり、猫は液体なのかもしれません。

2時間かけてがっちりと作られたドアにもかかわらず、一瞬で突破されてしまったこの様子に「猫って液体でできてるん? www」「やはり液体なんですね」と改めて実感する方から多数のリプライや引用リツイートが寄せられています。また映画のキャラクターや「当たり判定がバグっている」とゲームを連想する方も。

しかしこの状況、猫と暮らす方にはあるあるなことのよう。「経験ある―!」「自分の飼い猫はしょっちゅうケージの隙間から脱走していました」という声や、実際に対策した様子の写真を投稿する方もいます。

このミュージーさんの写真について、飼い主のおみゆさんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――しっかりしたドアですが、作られた理由をお教えいただけますでしょうか。

猫専用の部屋は設けているのですが、家事やなんやで目を離さざるをえないとき、その部屋の木製のドアを閉めると必ず全力アタックして鳴いて出せと訴えるんですよね……6畳一部屋がケージといった環境です。

「飼い主が見えれば少しは落ち着くかな?」と素人考えでワイヤーネット組み上げてドアを開放してみたら、もう見たことない勢いで破ろうとしていて。組み上げて3分後にすごい音がして、ゴミを拾ったりしていたところ振り向いたらあの状態でした……。

おそらく頭突きでワイヤーをたわませた瞬間に突っ込み、あの状態で一時停止したところで私に見つかったのかなと。

今では立派な粗大ゴミです。

――頭の部分がなぜ通ったのか謎でしたが、頭突きで隙間を作って突破したのですね。賢いミュージーさん、普段の性格はどのような猫さんでしょうか。

とにかく甘えたがりで、基本、爪を立てたり怒った顔は見たことがない穏やかな性格です。ただ、飼い主が見えないと探し回るしスリスリは欠かさないし、構ってもらえないと拗ねてすごい不満な鳴き声を出します。ダメだと悟るとおもちゃを引っ張り出して、その上に座ってじっと待機してますね。


おみゆさんを常に見ていたいミュージーさん。ドアは突破しましたが、飼い主さんに近い場所なら、狭いところでも喜んで入るようです。

しかしルンバ侵入防止で作ったソファ下柵は喜んで中に入るし思い切り寝るという矛盾…(在宅勤務時の飼い主に一番近い場所だから)(@omiyucpより引用)

  • (@omiyucpより引用)

  • (@omiyucpより引用)

飼い主さんの近くにいて安心しているからか、なんとも可愛らしい寝顔ですね。

「猫は液体」ということが改めてわかるこのツイート、猫を飼う方にとっては悩ましい時もありますが、どうしても憎めないもの。猫のケージやドアを作る時は、漏れないようにお気を付けください。