Googleは7月13日、スマートフォンでショート動画を作成・投稿できる「YouTube ショート」のベータ版を、国内向けに順次提供開始したと発表した。YouTubeのスマートフォンアプリでは、複数の動画をつなぎ合わせたり、音楽を追加したり、速度を調節したりできる動画作成ツールが用意され、手軽にショート動画を作成できるようになる。

  • YouTube ショート。なお提供は順次となり、編集部が手元のスマートフォン(Pixel 4a (5G))で確認した限りではまだYouTubeアプリに「ショート動画を作成」オプションが表示されておらず、アプリの最新版の提供も確認できなかった(7月13日12時30分時点)

「YouTube ショート」は2020年9月にインド向けに初期ベータ版が開始されたが、その後26カ国に提供。今回、日本を含む100カ国以上にベータ版の提供が拡大した。

これまでもYouTubeのスマートフォンアプリではショート動画を視聴できたが、YouTube ショートのベータ版提供により、新たに複数の動画をつなぎ合わせるマルチセグメントカメラ、楽曲を追加する機能、速度の設定などを含む動画作成ツールがアプリに用意され、最大60秒までのショート動画を作成、投稿できるようになった。

また、YouTube ショート(ベータ版)のグローバル展開にあたり、以下の機能が追加されている。新機能にはYouTube全体の動画から音声をサンプリングできる機能も含まれるが、クリエイター側は動画のサンプリングを許可するかどうかを設定できる。モバイル上で簡単にショート動画を視聴できる「ショート」タブの追加も今後予定しているという。

  • 動画の特定のポイントにテキストを追加する

  • ショート動画に自動でキャプションを追加する

  • ショートカメラで最大 60 秒の動画を撮影する

  • スマートフォンのギャラリーからクリップを追加して、ショートカメラで撮影した動画に追加する

  • フィルターを追加して動画のカラーを修正する (エフェクトは順次追加予定)