女優の長谷川京子が、9月3日に書籍『長谷川京子 おいしい記録』(集英社 1,760円)を発売する。

長谷川京子 撮影/加藤新作

同書は、長谷川が雑誌『LEE』にて7年半にわたって書き続けてきたエッセイ連載『長谷川京子のおいしい暮らしの歳時記』(連載開始時タイトルは『長谷川京子のおいしい歳時記』)をまとめたもの。子どものお弁当や、子どもの好き嫌いとの葛藤、家族の食事など、“食”に関するエピソードが中心になった、長谷川の母としての素顔が垣間見える1冊。連載開始時、4歳と2歳だった兄妹も、今は小学校6年生と4年生となり、子どもの成長とともに過ごしてきた彼女の日常が凝縮されている。また、長谷川の最新ポートレートや、自身のレシピで実際に作る料理など、撮り下ろしのカラーページも充実。さらに長谷川は『LEE』10月号(9月7日発売)の表紙に登場することも決定している。

■長谷川京子コメント

7年半前に始めさせていただいたこの連載。“食”をテーマに書いたこの連載は食べ物を通して追憶する、色鮮やかに景色や匂いまでも思い出させる重要なキーワードとして私にとってなくてはならないものでした。母が作ってくれたコーンスープ、パリで恋したバゲットと熱々のカフェラテ。一人暮らしをしていた頃に足繁く通った、それはまるで実家のようなお惣菜屋さん。子供の教育においてピーマン嫌いを克服すべきか、説いてみたり(笑)。そんな瞬間、瞬間を、この本を手に取ってくださる方と共有できれば、そしてクスッと笑ってもらえたり、同じような経験で共鳴してもらえたり。そんなことができたら、これほど嬉しいことはありません。

  • 撮影/岡本充男