「気仙沼、久慈、福島情報ステーションおかえり館」が7月10日、東京交通会館(東京都千代田区)にオープンし、セレモニーが行われた。

  • 「気仙沼、久慈、福島情報ステーションおかえり館」(東京都千代田区)オープニングセレモニーでのテープカットの様子

同施設はNHK連続テレビ小説の舞台地となった気仙沼市、久慈市、福島市が連携し、首都圏において特産品の消費拡大、観光PR、移住定住相談を行う情報ステーション。各自治体のブランド化を図り、関係人口の創出、移住定住につなげる狙いだ。

3市の市長も地域活性化に期待を寄せる

オープニングセレモニーでは3市の市長が登壇。

  • 左から気仙沼市・菅原茂市長、久慈市・遠藤譲一市長、福島市・木幡浩市長

『おかえりモネ』(2021年放送)の舞台、宮城県気仙沼市・菅原茂市長は、「朝ドラの舞台となった3市で連携して観光振興に取り組めないかと運営することになった。今日がスタートなので改善を加えながらこの場所を日本全国の地方創生のロールモデルになれば」と抱負を語った。

『あまちゃん』(2013年放送)の舞台、岩手県久慈市・遠藤譲一市長は、「久慈市は東日本大震災では大きな被害を受けましたが、津波被害でこれからどうしようか、という時期に『あまちゃん』の舞台に取り上げていただきました。8年たった今でも全国の皆様から温かい言葉をいただいております。市単独ではどうしてもこうした『おかえり館』のような場所をつくることは難しいですが、3市で連携をしながら魅力を発信していきたい」と想いを語った。

『エール』(2020年放送)の舞台、福島県福島市・木幡浩市長は、「福島市も大震災後、復興を遂げてきたものの、台風19号やコロナなど災難続きで大変な状況が続いておりますが、決してへこたれず、朝ドラ『エール』をきっかけに町づくりを行い復興を頑張っています。現在は新型コロナウイルスのため、みなさんに"ぜひおいでください"とは言いづらいですが、ふるさとが懐かしくなったらこの『おかえり館』に来ていただければ」と東京にある意義に期待を寄せていた。

マギー審司「これからもふるさとの支援をしてきたい」

ゲストには気仙沼市出身のマギー審司さんが登場し「気仙沼もコロナ禍で観光客が減ってしまっている中、おかえりモネで注目が集まっているのはうれしい。これからもふるさとの支援をしていきたい」と喜びを語りつつも、「(気仙沼大使の)サンドウィッチマンには地元のみなさんがお帰りと言ってくれるけれど、僕はあまり言われないんです(笑)サンドウィッチマンは気仙沼の出身じゃないので、これからはぜひ僕に"おかえり"と言ってほしい」と笑いを誘った。

  • マギー審司さんは自虐を交えながら「耳がでっかくなっちゃった!」

また、応援ビデオメッセージにはみなと気仙沼大使のサンドウィッチマンの2人、さらに気仙沼市出身のアンジュルムのメンバーでCanCam専属モデルの佐々木莉佳子さんが登場し、「おかえり館」のオープンへの喜びを語った。

  • サンドウィッチマンの2人

  • アンジュルムのメンバーでCanCam専属モデルの佐々木莉佳子さん

特産品、朝ドラ関連グッズ200点以上がそろう

「気仙沼、久慈、福島情報ステーションおかえり館」はアンテナショップとして3市の特産品、朝ドラ関連グッズ200点以上がラインナップされており、移住や定住の相談を行うこともできる。

  • 気仙沼、久慈、福島の特産品がずらりと勢ぞろい

  • 現在放送中の『おかえりモネ』のグッズコーナーも

  • 設置期間は2024年3月まで