映画『鳩の撃退法』 (8月27日公開)の完成披露イベントが12日に都内で行われ、藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、タカハタ秀太監督が登場した。

  • 左からタカハタ秀太監督、風間俊介、藤原竜也、土屋太鳳、西野七瀬

    左からタカハタ秀太監督、風間俊介、藤原竜也、土屋太鳳、西野七瀬

同作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤正午による、「実写化不可能」と言われてきたエンターテインメント小説の実写化作。かつては直木賞も受賞した天才小説家・津田伸一(藤原竜也)が、とあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えず、内容が本当にフィクションなのか検証を始めるが、そこには驚愕の真実が待ち受けていた。

土屋は「本当に私、竜也さんの芝居を見て育ってきて、舞台のDVDも拝見させていただいたり。昔、ドラマの隣のスタジオで映画の撮影をされていてる時に、握手してくださって、そこから(数年後)打ち上げで『這い上がってきたね』と言ってくださり、もっと這い上がろうと思って、ここに今立っています」と藤原に対する熱い思いを表す。「竜也さんと掛け合いをさせていただくことが多いんですけれども、竜也さんのセリフのスピード感、リズム感というのが、私自身も目の前にいてドキドキハラハラするんです。舞台を観ているような感覚になるっていうのも、見所の1つかな」と語った。

富山で撮影が行われた同作だが、バーが好きな土屋に藤原が現地の良い店を教えたというエピソードも。「撮影が早く終わったからマネージャーさんとワクワクしてドアを開けたら、もう竜也さんが座ってらっしゃる」と驚いたという土屋に、藤原は「失礼ですよね。僕。待ってるかのように」と苦笑し、風間が「別に失礼じゃないですよ」とつっこむ。

土屋はバーでの藤原の様子について、「もう常連というか、すごく馴染んでらっしゃって。さっきまでバーで撮影だったのに、また撮影に戻って来たみたいな感覚になりました」と笑顔に。藤原は「長期の滞在だったので、どこかいい店を見つけとこうと思って行ったりして、太鳳ちゃんに教えたりしてたんですよね」と明かし、「コロナ前だったので、みんなでいろんなお店行って、楽しい時間をすごせました」としみじみとしていた。