夏になり、暑くなればなるほど、なぜか無性に食べたくなるのがカレー。東京都内ではさまざまなタイプのカレーが食べられるが、その分お店の競争も激しい。そんな都内でも有数のカレー激戦区といわれる港区地域に「スパイス研究所MAD CHEFs浜松町本店」がオープン。これはかなり味に自信のあるお店なのでは!?早速足を運んでみた。
本場で修業したシェフの料理を堪能!
「スパイス研究所MAD CHEFs浜松町本店」は、JR山手線「浜松町」駅西口もしくは東京モノレール羽田空港線「モノレール浜松町駅」から徒歩3分の場所に2021年7月1日新しくオープンしたカレー店。洒落たバーのような店構えで、店内はネパールで仕入れてきたというインテリアや、壁に“MAD CHEFs”と描かれたグラフィック等で彩られていた。2階も含めて座席は48席と結構広い。メニューは本場インドとネパールで修業したシェフが毎日手仕込みする 「カレーとナン」 がメインだが、メニューブックを見るとその種類はかなり多くて目移りしてしまうほど。
そんな中から、今回はプレオープン特別メニューをご用意いただいた。まずは、週替わりで提供される特別なカレー「MADカレー」をはじめ豊富な種類のカレーから、「バターチキンカレー」(単品980円/セット1,200円/2種セット1,350円)と「マトンカレー」(単品880円/セット1,100円/2種セット1,350円)と、ナンは4種類の中から「チーズナン」と「黒胡麻ナン」(ライスも選択可)。辛さも5段階から選ぶことができるとのことで、まずは「バターチキンカレー」を2辛で食べてみた。
甘みがありまろやかで美味しい。辛さもほどよく、チーズナンに乗せて食べて見ると、チーズの塩気と相まってとてもバランスがよい感じ。1辛で頼んだ「マトンカレー」はスパイシーで、肉もゴロゴロ入っていてさらに美味しかった。
というかこのお店、ナンが絶品!チーズナンはモチモチした生地からモッツァレラとチェダーの2種類のチーズが溢れてきて、たまらない美味しさだ。これは絶対おすすめしたい。珍しい「黒胡麻ナン」は香ばしいゴマの香りと食感がとても良い。カレーと併せて食べるのがなんだか贅沢に思えてくる。また、「クチュンバー」、「アルアチャ」等、7種類の無料トッピングから3種を選ぶこともできるので、ボリュームもたっぷりで満足感が高い。
日本初上陸「ポケットピザパラーター」も必食!
続いて、お店の看板商品の1つ、日本初上陸「ポケットピザパラーター」(600円)をいただいた。「パラーター」とは、チャパティの生地をのばし、ギーを塗り、折り畳むことを繰り返してギーを層状に練り込んで薄くのばして焼いたもの。表面がサクサク、パリパリな生地の中に、食感の良いピーマン、パプリカ、たっぷりのチーズ、ヨーグルトに漬け込んだ鶏のもも肉が入っていて、ジューシーな美味しさだ。
特別メニューの最後に登場したのが、「スペシャル濃厚ラッシー」(700円)。そのビジュアルにビックリ。とてつもなく長いグラスに、グリーンがかった飲み物が入っている。これ、本当にラッシー?と思いつつ飲んでみたら、ドロッとした濃厚さでほど良い甘さで美味。表面にピスタチオとアーモンドが乗っているので、ピスタチオを使っているのかなと思いきや、じつはドリンクの中身はアボカドが丸々1個使っているとのこと。どうりでこんなに濃厚なわけだ。飲み応えありなヘルシーなラッシーで、女性人気が出るのでは。
昼はカレーを中心としたランチを、夜は豊富なメニューをつまみながらお酒も飲んで楽しめる。カレー、ナン、ポケットピザパラーターからラッシーに至るまで、本場の味をしっかりと日本の人々に伝えたいという「スパイス研究所MAD CHEFs浜松町本店」。海外に行くことが難しい今だからこそ、本格的な味を楽しみに訪れてみてはいかがだろうか。
●information
「スパイス研究所MAD CHEFs 浜松町本店」
東京都港区浜松町2-8-4 金田ビル1F
営業時間:11~24:00(L.O 23:30) ※状況により変更する場合あり
休:無