アイドルグループ・でんぱ組.incの元メンバーでタレントの最上もがが12日、都内で行われたLIFULL「しなきゃ、なんてない。アワード」に、お笑いコンビ・メイプル超合金とともに出席。SNSでの批判に悩んだ過去を語った。
LIFULLは、既成概念の枠を超え、多様な人の多様な生き方をサポートしたいという想いから、「しなきゃ、なんてない。」というメッセージを2018年から掲げている。同アワードでは、既成概念にとらわれずさまざまな才能を発揮しているメイプル超合金と、結婚、子供、セクシュアリティについてカテゴライズされない生き方を発信している最上もがを表彰した。
今年5月1日に第1子女児出産を発表してから初の公の場となった最上は、「出産してからこういう場に出たのが初めてなのでめちゃくちゃ緊張しているんですけど、自分の生き方が自分の中でもどれが正解か模索しながら生きてきたので、素晴らしい賞をいただけてうれしいです」と受賞を喜び、「これからも自分らしくやっていきたいと思います」と語った。
さらに、「SNS時代になってからけっこう直で批判を受ける立場にいる。自分はこうだって思うことでも、いろんな人から否定されるとすごい凹んで、自分ってどうあるべきなんだろうと悩んだ時期もあったんですけど、こういう賞をいただけるってことはその生き方を肯定していただけたみたいなうれしい気持ちになるのでありがたかったです」と過去の苦悩を明かした。
自身のポリシーを聞かれると、「価値観はみんな違うよね、っていう考え方にしています。10人いたら10人違う意見ということもありますし、ほとんどが同じ意見でも少数の方もいる。そういうときに自分の意見を押し付けて話したりしないようにしています」と回答。また、「好き嫌いに関して、例えば食べ物でも『嫌いなものある?』って聞かれたら『ピーマンは苦手』と言うように。『嫌い』という言葉をあまり使わないようにしています。強い感じがしちゃうので」と心がけを明かした。
また、「人の幸せは他人があれこれ言うものではないとすごく思っていて、こうであるべきっていうのを取っ払いたいなと日々思っている。生きることってある意味、他人は関係ないというか、幸せかどうかは自分が決めることだと思うし、こうじゃなきゃ絶対幸せになれないというのを他人からの決めつけで言われるのはすごく悲しい」と語った。