京都通やお取り寄せフリークに耳寄りのお知らせがある。「京の食」プレミアムフードコンソーシアムでは6月14日〜9月16日、京都府内産食材を使用したお得なセット「京の涼風膳」をオンライン販売している。注文数が2万食に達した時点で終了。

鱧鍋、すきやきなどのごちそうを自宅で

  • 「菊乃井 本店」の「京野菜の鱧鍋」(イメージ)

  • 「京の涼風膳」(「菊乃井 本店」の「京野菜の鱧鍋」と京の酒、宇治茶、京漬物のセットイメージ)

京都の一流料理人による、京都府産の食材を使用した「季節の御膳」「ミールキット」「鍋セット」のいずれかに、京の酒(日本酒)、宇治茶、京漬物をセットにした、期間中合計2万食限定の特別企画(完全予約制、指定日配送)だ。セット総額2万円相当の商品が、1万円で販売される(送料込)。

御膳は、「菊乃井 本店」の「京野菜の鱧鍋」、「モリタ屋」の「モリタ屋 京都産すきやきセット」などおよそ20店舗から選べる。

  • 「モリタ屋」の「モリタ屋 京都産すきやきセット」(イメージ)

参加店舗は、「菊乃井 本店」「京料理 鳥米」「京料理・抹茶料理 辰巳屋」「銀閣寺大にし」「モリタ屋」「祇園さゝ木」「わた亀」「たん熊北店 本店」「京懐石美濃吉竹茂楼」「西陣魚新」「矢尾卯」「京料理ちもと」「魚三楼」「懐石 辻留」「レストラン菊水」「三嶋亭」「まんざら本店」。今後、「京都吉兆」「京都嵐山 中村屋」「一之船入」「牛肉Restaurant牛楽」「A-COOP 京都中央」なども参加予定。

京の酒(京都府内産酒造好適米「祝」「京の輝き」「五百万石」を使用した日本酒(720ml)1本)、宇治茶(京都府内産の高級「玉露」または「抹茶」)、京漬物(京都府内産野菜を使用した「しば漬」「すぐき漬」)を含む詰め合わせ。さらに日本酒(720ml)1本をプレゼントするという。

到着日は、期間中の毎週金・土・日曜日。到着日の2週間前の木曜日に予約開始、到着日の前週木曜日に予約締切。販売エリアは、京都から翌日着で配達可能なエリア(秋田以北・沖縄・離島等を除く)。商品の特性上、冷蔵or冷凍と通常便の2個に分けて同日着にて配送し、時間指定はできない。

コロナ禍で、京都府と「京の食」団体が連携

主催・企画の「京の食」プレミアムフードコンソーシアムは、特定非営利活動法人日本料理アカデミー、京都府茶協同組合、京都府酒造組合連合会、京都府漬物協同組合、公益社団法人京のふるさと産品協会、京都府で構成される組織。

  • (左から)「京の食」プレミアムコンソーシアム代表者で京都府農林水産部 部長の安原健史氏、京都府茶協同組合 理事長で共栄製茶 代表取締役の森下康弘氏、特定非営利活動法人日本料理アカデミー 理事長で菊の井 代表取締役の村田吉弘氏、京都府酒造組合連合会 会長で山本本家代表取締役の山本源兵衛氏、京都府漬物協同組合 理事長でもり代表取締役の森義治氏、公益社団法人京のふるさと産品協会 理事長の小田一彦氏

今回の企画も新型コロナウイルス感染症による影響の長期化を見据え、府内食関連産業の需要喚起のため、各業界の関係団体が連携して実現したという。

メディア向けの説明会で同コンソーシアムの代表を務める京都府農林水産部の安原健史部長は、「京都では長い歴史の中で京料理やおばんざい、加工食品といった食文化、ブランドが育まれてきました。ですがこのコロナ禍の影響で、観光客も減ってお土産物が売れない、特に、料亭で使っている京野菜、宇治茶、京の酒、京漬物が困った状況になっています。その中で京都府としては予算を組んで、みなさんと連携し、中食需要やEC販売が伸びていることを踏まえた新たな取り組みを行っております」と挨拶した。

特定非営利活動法人日本料理アカデミー理事長で菊の井代表取締役の村田吉弘氏は、「これからの時期、お中元などでもこれが来たら喜んでもらえると思いますよ。ちゃんとしたものを売らないと京都のブランドを下げるようなことになりますので、お値打ちのあるものが入っております」と話していた。

お取り寄せで「京の食」を味わって、旅の予習をしてみてはいかがだろうか。