お笑いコンビのおぎやはぎがこのほど、都内で行われた中京テレビの新バラエティ番組『#っぽいウタ』(17日スタート、毎週土曜23:30~ ※TVerなど配信)の初回収録後に取材に応じ、音楽の奥深さを語った。
この番組は、1組のアーティストが大好きな有名人を招き、そのアーティストの魅力を解剖するトークを展開しながら、プロのミュージシャンとそのアーティストっぽいウタを実際に制作するというもの。初回は、峯岸みなみが「あいみょんっぽいウタ」に挑む。
収録を終え、矢作兼は「『全然“っぽく”なかったなあ』と思ったら終わりじゃないですか。でもちゃんと“っぽかった”ですもん。ちょうど良かったよね」といい、小木博明は「あいみょんは難しいと思ってたんです。そんなに知らなかったから。でも、俺ちゃんとしてるから、この番組のためにいろいろ(曲を)聴いて、予習してここに挑んで、峯岸がいい感じでやってくれたんで、一発目にしては大成功だと思います」と手応えを話した。
改めてあいみょんの歌詞について、矢作は「(表現力が)あいみょんと俺って全然違う!」「詩人ですよね」と衝撃を受けた様子。小木も「打ち合わせで『“っぽい詞”をやっていけばいい』みたいな感じで言われたから、『現場行ってちゃちゃっとやればいいんだな』と思ってたら、全然(言葉が)出ないのね。こんなに詞って難しいんだ、ミュージシャンってすごいんだなって尊敬しましたよ。今まで聴いてきた曲って結構分かりやすいのが多かったんですよ。比喩にしても。それが結構難しかったな」と感想を吐露しながら、「あいみょんを掘り下げられたことで、あいみょんをもっと好きになれましたよね」と興味が増したようだ。
逆に、“っぽい詞”を作りやすそうなアーティストを聞くと、矢作は「さだまさしさんとかじゃない? 思ったこと言ってりゃ大丈夫そうだもん(笑)」「最初ちょっと笑わせといて、最後泣かすほうにいけばいいんだろ? さださんのほうがもっと素直にいけそうな気がするよ(笑)」、小木も「『妹』とかいろいろ言っとけばいいんだもんなあ」と悪ノリで想像する2人。
また、親戚である森山良子・直太朗親子の曲について、小木は「良子さんに関しては、簡単だろうな(笑)」「おばさんの歌って古いから、聴いてきた歌の中でうまくできそうな感じがする」と余裕をかまし、すかさず矢作は「そんなことねぇだろ! すごい下に見てるんだよ、なんか知らないけど」とツッコミを入れた。
一方の直太朗について、小木は「ちょっと難しい。詞がちょっと詩的で、何度聴いても意味分かんないしね。あのカッコつけ方がなんか腹立つんですよ(笑)」といい、矢作も「小木と合わないよなあ。『刹那、刹那』言うからな(笑)」と、“っぽい詞”作りの苦戦を予想していた。