チャンネル登録者446万人を超えるYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』のオーディションプログラム「THE FIRST TAKE STAGE」。その結果が9日に発表され、第1回グランプリアーティストとして、20歳のシンガーソングライター・麗奈が選ばれた。

  • 麗奈

「THE FIRST TAKE STAGE」とは、これまで数多くの一発撮りのパフォーマンスを届けてきた「THE FIRST TAKE」が、まだ見ぬ本物のアーティストに出会うために用意したオーディションプログラム。昨年11月に応募が開始され、数々の選考を経て、今回グランプリが選ばれた。グランプリには、『THE FIRST TAKE』への出演と、配信専門レーベル「THE FIRST TAKE MUSIC」からのデジタルリリースが約束されている。

グランプリの選考は、「THE FIRST TAKE STAGE 実行委員会」と「ゲスト選考委員」である亀田誠治、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、Billboard JAPAN編集長の高嶋直子氏、そして「THE FIRST TAKE PROJECT 選考委員」の清水恵介氏、長山一樹氏、木下健太郎氏、甲田まひる計7名の選考委員が実施。選考委員が「5つの選考ポイント」に則り10点×5の基準=50点で採点・講評し、グランプリに相応しいと思う候補者を推薦。選考委員の採点・講評コメント及び通過者の推薦を基に「THE FIRST TAKE STAGE 実行委員会」で協議の上、決定した。

麗奈が「THE FIRST TAKE」で披露した楽曲は、3次選考でも披露して話題となった「僕だけを」。この曲は、好きなのに「こんな私じゃダメだ、強くなりたい」と離れて行く君と、それでも「ずっと一緒にいてほしい」と思う僕を描いた切ない楽曲。今回の「THE FIRST TAKE」出演にあわせて、歌詞を再考し、さらに編曲とピアノ伴奏にトオミヨウを迎え、より楽曲の世界観が伝わる内容に仕上がっている。

■麗奈コメント
自信のなかった私は、当時通っていた専門学校で「THE FIRST TAKE STAGE」オーディションのフライヤーを見つけて、友達に相談した上で応募を決意しました。オーディションに応募することでさえ、少しためらっていた私ですが、友達が背中を押してくれたこともあり、行けるところまでとにかくやろうと言う気持ちを持つことができました。そして、セミファイナル、ファイナルを経て、たくさんのコメントや応援メッセージを頂き、少しだけ自分に自信を持つことができました。それが、私にとってはすごく嬉しいです。少し、ネガティブなことばかりを考えてしまう私ですが、応援してくれている方々がいるからこそ、音楽が大好きだからこそ、今も自分なりに歌えていると思っています。これまで私に関わってくれた全ての人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも、歌い続けます。

■亀田誠治コメント
麗奈さんはきっと2020年代を代表するシンガーソングライターになる。懐かしさと新しさと。みんなの記憶の中にある佳きJ-POPの真ん中らへんが未来にすっと伸びていくイメージ。

■ハマ・オカモト
2021年に耳にする麗奈さんの声は、懐かしさと新しさが同居する。“聴きたかったシンガーソングライター”。

■高嶋直子氏コメント
透明感のある繊細な歌声で、すっと心に入ってきました。他のファイナリストの皆さんも素晴らしかったですが、麗奈さんの作品と歌には、今回のオーディションの選考ポイントである「その人自身の生き様が伝わるたたずまい」をとても感じました。麗奈さんには、様々な感情表現の可能性を感じます。今後それらが深みを増して表現されていくことを楽しみにしています。

■清水恵介氏コメント
麗奈さん、おめでとうございます。THE FIRST TAKEでは「純粋でシンプル/少ない要素で本質を際立てる」ということを大事にしてきました。麗奈さんの歌には、その大事にしてきたことが詰まっています。歌い続けてください。

■長山一樹氏コメント
麗奈さん、グランプリおめでとうございます。サムネイル撮影の時、ファインダーをのぞいてまず感じたのは、意思のある強い表情でした。被写体としては素人なので、ぎこちなさがあるのは当然にもかかわらず、静かなる自信を感じ、それがとても印象的でした。これからの成長と活躍がとても楽しみです。

■木下健太郎氏コメント
おめでとうございます。幼い頃からの夢を見事実現されましたね。その秘めた意志の強さとどこまでも透明な声を最大の武器にして、THE FIRST TAKEのステージから大きく外の世界へ羽ばたいてください。

■甲田まひるコメント
麗奈さんが勝ち進んで行くたびに、候補者の中でも常に目を引く存在でした。透き通って優しく語りかけるような歌声が大きな魅力の一つですが、その中での安定した音量と一音もブレのない音程のコントロール力にも圧倒されます。「僕だけを」「ワンルーム」共に、耳にすぐ馴染むメロディーとギターの軽やかな伴奏が心地良くて、一緒に口ずさめるほどになっていました。今後も色々な楽曲、演奏を楽しみにしています。グランプリ本当におめでとうございます。