お笑いトリオ・我が家の坪倉由幸が、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することが9日、明らかになった。大河ドラマ初出演となる。

我が家の坪倉由幸

三谷幸喜氏が脚本を手掛け、小栗旬が北条義時役で主演を務める本作。坪倉は、伊東祐親(辻萬長)を怨む伊豆の武士・工藤祐経を演じる。

坪倉は「まさか大河ドラマに出演させていただけるなんて!うれしすぎて、芸人としてテレビに出演させてもらえるようになって15年くらいになりますが、初めて祖母に告知しました。祖母も高齢になって体が弱ってきて、さらにこういうご時世でなかなか会えてないんですが『鎌倉殿の13人』を見て少しでも元気になってくれたらうれしいです」と喜び、「僕が演じさせていただく工藤祐経は、戦よりも芸事に長けた人物でお調子者といった印象。だが、ある人物を深く恨んでいる。その辺りを丁寧に表現できるよう頑張ります」と意気込む。

また、「昔からドラマ『古畑任三郎』が大好きでコント番組内の企画でも勝手にマネさせてもらっていました。そして今年の3月に初めて三谷さん脚本のドラマに出演させていただきました。現場で一度だけお会いしたんですが、その時の第一声が『(オファーきて)ビックリしたでしょ?』って。続けて『僕の好きな海外の役者さんがいて、その人と坪倉君の雰囲気が似ててさぁ…』と。僕の事を以前から認識してくれたことに感動したのを覚えています。それから数か月後にまさか三谷さん脚本の、しかも大河ドラマなんて。楽しみすぎます」と三谷氏とのエピソードを披露。

さらに、源頼朝役の大泉洋について、「2年前に『騙し絵の牙』という映画の撮影で初めて大泉洋さんとご一緒させていただきました。主演の大泉さんは撮影の合間、僕や若い俳優の方々にもとても気さくに優しく話しかけてくれて、さらに面白い。みんながかたくならないよう、とてもやりやすい現場を作ってくださった印象です。今回、僕の演じる工藤祐経は大泉さん演じる源頼朝に従うことになると思うので、大泉さんと少しでも絡むことがあればうれしいです」とコメントしている。

本作は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、『新選組!』(2004)、『真田丸』(2016)に続いて3回目。

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