カシオ計算機のアウトドアウオッチ「PRO TREK」から、アナログ・デジタルコンビネーションモデルの新作「PRW-6620YFM-1JR」が登場する。価格は66,000円。7月9日の時点で、PRO TREKを取り扱うショップや量販店などで予約を受け付けている。
PRW-6620YFM-1JRで最大の特徴となるのが「バンド」。ゴールドウイン社「MXP」ブランドの消臭素材「マキシフレッシュプラス」を採用したている。マキシフレッシュプラスは、ゴールドウイン社とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が共同開発した素材で、宇宙飛行士の「宇宙下着」に使われているものだ。汗のニオイ成分であるアンモニアを中和反応によって無臭化し、酢酸とイソ吉草酸、さらに加齢臭の原因とされるノネナールを、繊維が吸着して消臭する。
このマキシフレッシュプラスを織り込んだPRW-6620YFM-1JRのフィールドループバンドは、水洗いすることで消臭機能と抗菌機能の持続性が保たれる。伸縮性の高い平織り技術で作られており、アウターの上からでも装着しやすい。手首に通してからフィットさせる仕組みなので、落下の可能性も低くなっている。
PRW-6620YFM-1JRには標準でデュラソフトバンドが装着されており、上記のマキシフレッシュプラス採用フィールドループバンドが付属。スライド式レバーによって、簡単にバンド交換できる。
時計本体としては、ブラック基調の文字板とホワイトのバーインデックスによって視認性を向上。アウトドアでも時刻や針の位置を把握しやすく、スポーティーなデザインに仕上げた。全体をモノトーンベースとしつつ、文字板や秒針にはライムイエローのアクセントカラーを用い、ライフスタイルに寄り添うMXPブランドの世界観を具現化したとしている。
内蔵するトリプルセンサーによって、方位、気圧と高度、温度を計測可能。そのほか、世界6局の標準電波を受信して時刻を合わせるマルチバンド6、サマータイム対応のワールドタイム(29タイムゾーン)、針位置の自動補正、フルオートカレンダーといった機能を備える。ケース素材はステンレススチールと樹脂、風防は無機ガラス、防水性能は10気圧。なお、別記事「カシオ2021年7月の時計新製品を実機写真で! G-SHOCKにはG-SQUADやカーボンコアガードの新モデル」にて実機写真とともにカシオの新作を紹介しているので、ぜひご覧いただきたい。