普段の生活で、「やる気が出ない。」「今日は絶好調!」と、特に理由もなく『何となく』気分や体調の変化を感じたことはありませんか?身体や精神面に関係なく体調の変化を実感するのは、月からの影響を受けているからかもしれません。
株式投資でも、月齢が人間の深層心理に影響を与え、相場の値動きに一定の傾向がある、と言われています。この記事では、月齢と株式相場の関係についてご紹介します。
月齢とは
月齢とは、月の満ち欠けの状態を知るための目安になる数字です。月が全く見えない新月の状態を0として1日に1ずつ数が増えていきます。月の満ち欠けは29日で1周するので月齢は「月齢1~月齢29」となります。ざっくり言うと、月齢が0で新月、7で半月、15で満月、22でまた半月、29でまた新月になる、ということです。
月齢が起こす影響
月齢は私たちの心やカラダに影響を与えます。満月のとき、人間のカラダは栄養や水分を取り込む力が最も強くなりやすい、と言われております。その為、満月の日は肌や髪へのケアをしっかり行う方もいらっしゃいます。
そして、満月は私たちの心にも影響を与えます。月のエネルギーが最高潮になっているため気分が高まりやすく、犯罪が起こりやすい時期と言われています。一方、新月の日はその逆で、気分が落ち込んだり抜けてしまったりしまう傾向があります。
つまり、我々人間は月齢によって心や身体のバランスを崩し、神経を興奮・緊張させるなど、人間の心理や行動に変化を与えてくるので、「株式を売買する」という行動にも影響が出やすい、ということです。
月齢と株式相場の関係
実際に月齢と株式相場の関係がどうなっているのか、日経平均株価のチャートを基に解説していきます。下の図は、みずほ証券が調査した結果です。
参照:日経平均株価と月齢(満月・新月) - みずほ証券
毎回重なる訳ではありませんが、満月の時は相場が天井になりその後下落、新月の時は相場が底になりその後は上昇、と相場が変わるポイントになっていることが多いです。その為、月齢が影響を与えている可能性がある、と言われているのです。
株式相場を見極める方法
月齢と相場の関係は未だはっきりとして根拠がありません。豆知識程度と思った方が良いです。株式相場を分析する代表的な方法には「テクニカル分析」「ファンダメンタル分析」の2つの手法があります。
◆テクニカル分析
テクニカル分析とは、株価の値動きをデータや経験則から分析して相場を予測する方法のことです。テクニカル分析の特徴は「分析した結果が比較的早く結果が出る」ことです。そのため、短期的な売買を行う場合に向いています。
◆ファンダメンタル分析
ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や業績から「企業の本来の価値」「市場価格とのギャップ」を分析する方法です。分析結果から、その企業の株価が割安なら購入して、株価の上昇を待つことになります。そのため、長期的な売買に向いています。