NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で、かつて天才漁師と言われた及川新次を演じている浅野忠信がこのほど、コメントを寄せた。

  • 及川新次役の浅野忠信

本作は、“海の町”宮城県・気仙沼に生まれ育ち、“森の町”同・登米で青春を送るヒロイン・永浦百音(清原果耶)が、気象予報の仕事を通じて人々に幸せな未来を届けていく希望の物語。百音の同級生で才能あふれる若き漁師・及川亮をKing & Princeの永瀬廉、亮の父・及川新次を浅野忠信が演じている。

現在第8週を放送中。8日の第39話では、永浦家に連れられてきた新次(浅野忠信)が、耕治(内野聖陽)や亜哉子(鈴木京香)、龍己(藤竜也)の前で、長い間抱えてきたどうにもならない苦しさを吐露した。

浅野は第8週について、「台本を読みながら涙が止まらなかったです、本当に。セリフの練習をしなくちゃいけないのに、一つのシーンを読むだけで涙が止まらなくて、練習にならないんですね。『俺は絶対に立ち直らねえ』という新次のセリフは、丸め込まれていなくて、僕自身にも強く刺さりました。僕を信頼してあのセリフを言わせてくれた安達さんやスタッフに感謝ですし、僕にとっても非常に大事なシーンです」とコメント。

息子役の永瀬との関係については、「撮影では、廉くんと良いコミュニケーションが取れていると思います。この第8週のシーンを撮影した後、僕の楽屋に来て、二人でそのシーンがどうだったかっていう話もしたりしているので、とても良い親子関係を作れていると思います」と手ごたえ。

耕治と新次の関係性についても言及。「ずっと一緒に育ってきた幼なじみで、強い絆があるとは信じています。新次は、誰が悪いわけでなく、地震というものによって大切なものを失いました。親友である耕治との関係も、仲がよかったからこそ、お互い複雑な気持ちを持っていると思います。そういう意味では耕治に甘えている部分があって、強く当たってしまうんだと思います」と捉えている。

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