フジテレビの宮司愛海アナウンサーが、同局系ドラマ『推しの王子様』(15日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)の第1話で、ドラマ初出演を果たす。

  • 『推しの王子様』に出演する宮司愛海アナウンサー=フジテレビ提供

主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるため奮闘する姿を描く同ドラマ。宮司アナが演じるのは、ドキュメンタリー番組のインタビュアー。その番組では、カメラが泉美に密着し、大注目の社長・日高泉美の素顔に迫る特集を制作。その特集の1コーナーとしてスタジオに泉美を迎え、泉美からさまざまな話を引き出していく。

宮司アナのコメントは、以下の通り。

――初のドラマ出演となりますが、『推しの王子様』出演の話を聞いた際の感想を、改めてお願いします。

アナウンサーが映画やドラマに出演させていただくことは度々あり、私も過去に3回ほど映画に出演させていただいたことがあります。その際はアナウンサー役で出演することが多いのですが、本作のようにセリフがたくさんある役は初めて。内容が分かってない状態でオファーをいただいた時は、どういうことをするのだろうと、ワクワク感と少し不安な気持ちでドキドキしていましたね。

――出演にあたり、準備をしたことはありますか?

インタビュアー役という、普段、自分がしている仕事に近い役どころなので、どうやったらドラマにおいてアナウンサー感が出せるか考えました。ドラマの現場は新入社員の研修以来、ほぼ行ったことがなく、どのように撮影が進行するのかすら分からない状態。とにかく、まずは完璧にセリフを覚えていこうと、家で自分のセリフを録音して聞いたり、相手のセリフを自分で読んで録音して、それを受けて自分のセリフを言う練習をしたりしました。あとは、普段インタビューをしているときの2倍くらい感情を言葉に乗せるイメージで練習し、声だけでも表情が伝わるように、ということを心がけていました。

――初めてのドラマの撮影は、いかがでしたか?

情報番組のリポーターとして、ドラマの撮影現場に何度か来たことはあるのですが、演じる立場としては初めてで。それに感動しながらも、位置につくとすぐ“それでは始めます!”と、テキパキとリハーサルが始まったので、「もし、セリフを完璧に覚えられてない状態で現場に来ていたら、どんなことになっていたのだろう」と、恐ろしくなりました。また、台本にはセリフ以外に、人物の動きなどが描写されているト書きがあって、役者の方は、ト書きも全部、頭に入れて、シーンを完全に把握してから現場に来ていることを目の当たりにして、本当にすごいなと改めて感じました。一方で、現場によって本当に雰囲気や決まり事が違うのだなと、普段、身を置いているスポーツの現場との違いに、一人驚いていました。

――比嘉愛未さんとの共演はいかがでしたか?

現場の雰囲気をつかむのに必死で、挨拶をした後、話しかけていいのか分からずとまどっていると、比嘉さんの方から“度々、取材でも来ていただいて”と、気さくに話しかけていただいて。昔、『めざましテレビ』のリポーターとして、『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』の取材をさせていただいたことを覚えていてくださったんです。これから本番に入るのに、そんな風に他の人を気遣うこともできて、本当にステキな方だなと思いました。主演の比嘉さん自ら、現場の雰囲気を柔らかく、温かくしようとする振る舞いに、私自身、学ぶこともとても多かったです。でも撮影となると、スタートがかかる直前に目の色が変わり、それがもう日高社長そのもので。“これが本物の女優さんなんだ”と感激するのと同時に、私もドラマの中のインタビュアーになりきり、失礼にならないように食らいついていかなくては、という気持ちでやらせていただきました。

――見どころなど、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

日高社長がケント様そっくりの航に出会って育てていく、育成ゲーム的な側面もあるドラマなので、見ている方も一緒に、どのように育っていくのだろうというワクワク感を楽しめると思います。実は私も、乙女ゲームにハマっていた経験があるので、視聴者としてもいっそう、このドラマが楽しみですし、“乙ゲー好き”の方にも見ていただきたいです!また私が出演するシーンは、日高社長の背景を説明していく重要なシーンでもあります。ぜひ耳を傾けて、聞いていただければうれしいです。

(C)フジテレビ