女優の剛力彩芽が7日、東京・港区の自由劇場で行われた主演ミュージカル『#チャミ』(9月上演)の製作発表に登場。SNSについて持論を語った。

剛力彩芽

同作は、韓国発の癒やし系コメディミュージカル。平凡な主人公「チャ・ミホ」と、彼女のSNSの中に存在する完璧な自分「チャミ(@CHA_ME)」の物語をユーモラスに描く。剛力とAmiはW主演にして、二役(ミホ/チャミ)を交代で務める。

剛力は、本作のテーマであるSNSについて「SNSは正直得意ではない。SNSというものは数字にとらわれがち。いいねの数がほしい、フォロワー数がほしいと走ってしまうと、ミホのようにチャミという理想の女の子ができ上がってしまう。悪いとは思わないけど、自分が苦しくなるまでやっていいのか」と意見。

続けて「SNSは顔も分からない人と仲良くなれるきっかけになる場所。色んな人とつながれる。素敵なことだけど、自分の価値観を押し付けすぎてしまうと、色んな批判やイヤな言葉とか、皆のイヤな思いのほうが強くなってしまう」などと持論を展開した。

自身は「(積極的には)SNSに投稿しない。それはちょっと良くないなと思う。本当に更新頻度が低い。稽古中とかやるのが憧れ。人と一緒に『撮りましょ』とか言うのができない。今回お願いします」と共演者らに笑顔を振りまいた。

また、ありのままの自分の姿に関して問われて、剛力は「ここにいる状態がけっこう素。ミホは(自身の素に)近いのかなと思う。すでに私、リラックスしている」とほほ笑んだ。

今回の製作発表には剛力とW主演を務める歌手のDream Ami、井阪郁巳、丘山晴己、石井一彰、演出家の田尾下哲らも出席した。