俳優の草なぎ剛が7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画『ミッドナイトスワン』の舞台挨拶に登壇。徳川慶喜役で出演しているNHK大河ドラマ『青天を衝け』の撮影裏話を語った。

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『ミッドナイトスワン』では「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞をはじめ18冠に輝き、『青天を衝け』の演技も高く評価されている草なぎ。「タイミング、タイミングで周りの方たちがいい役を持ってきていただいて、不思議ですけど。自分では『やりたい』とか言わないんですけどね」と話し、やってみたい役も「ないんですよね」と話した。

その上で、「『また草なぎくんとお仕事してみたいな』と思ってほしい、それは思っている。お芝居以外でも、バラエティもそうだし。嫌われたら嫌じゃないですか。あとは元気があれば。ロケとか遠いところも行くの大変じゃないですか」と仕事との向き合い方を明かした。

そこから『青天を衝け』の話に発展。「この前びっくりしたのが、夜中2時に起きて、馬乗りに行くって。4秒くらいのカットなんです。あれは吹き替えでよかったんじゃないかって」と笑顔で話し、「クレームじゃないです」と補足。「これが作品なんだ」と理解を示した。

さらに、「健康であればパッと行ってパッと帰ってこられる。朝、日の出とともに馬に乗って、何カットも撮って、使ったのが4秒。これが撮影だ!」と熱く語ると、会場から拍手が。草なぎは「文句じゃないですよ。撮影とはそういうものです」とクレームではないと繰り返し伝えた。

『ミッドナイトスワン』は、昨年9月25日から約9カ月半の上映により、動員約57万6000人超え、興収も7.9億越えとなり、今も数字を更新中。そしてこのたび、水曜日は誰でも映画が1200円で鑑賞できるTOHOシネマズの新サービス「TOHOウェンズデイ」が7月14日よりスタート。これに伴い、東京・TOHOシネマズ日比谷限定で7月14日から当面の間、毎週水曜日、『ミッドナイトスワン』も1200円で見られることになった。