エステーは7月5日、「職場内の感染対策に関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月、週3日以上出社している20歳~59歳の有職者481名を対象にインターネットで行われた。

  • 職場内の「感染対策」に対して不安はありますか?

    職場内の「感染対策」に対して不安はありますか?

調査によると、職場内における「コロナ感染」に対して不安を感じている人は61%。また、職場内の「感染対策」に対して不安がある人は60.2%。

感染対策に不安に感じている場所については、「手すりやドアノブ」(40.1%)、「トイレ内の手洗い場や蛇口」(39.9%)、「食堂や共有の食事スペース」(36.4%)など、不特定多数の人が直接手を触れる場所や、食事する場所が上位にあがった。

  • 自分自身で行っている職場内での感染対策

    自分自身で行っている職場内での感染対策

次に、自分自身で行っている職場内での感染対策を教えてもらったところ、「日中のこまめな手指消毒」(55.5%)や「日中のこまめな手洗い」(54.9%)、「出社時の手指消毒」(54.7%)に関しては、約5割の人が実施しているものの、一方で、除菌作業については、「自分の机の除菌・消毒作業」が30.1%、「使用後の会議室や共有スペースの除菌」はさらに少ない17.7%という結果に。共有スペース等の除菌対策への関心は低く、除菌作業を行う習慣も低いことが分かった。

  • 職場における感染対策への意識

    職場における感染対策への意識

次に、職場における感染対策への意識について調査を実施した。その結果、「自身の感染対策について万全だと思わない」が51.4%、「職場での感染対策を継続していることにストレスを感じている」が69.8%、「感染対策に対する周囲からのプレッシャーを感じる」が55.8%、さらに、「職場の人が感染対策を実施していないことに不安や不満を感じることがある」という人は57%となった。