「住民票を取得したいけど役所が開いている時間になかなか取りに行けない」とお悩みの方にぜひ知ってほしいのが、コンビニエンスストア(以下コンビニ)での住民票の取り方です。マイナンバーカードを持っている人であれば、対応している自治体とお店であれば取得できます。
しかし、コンビニによって、操作方法が少し異なるので、あらかじめ確認しておくと安心ですよね。そこでこの記事では、コンビニごとの住民票の取り方を紹介します。
住民票が取れる場所とは?
住民票を取得するには、これまでは市区町村役場の窓口に出向く必要がありました。しかし、マイナンバーカードが導入されたことで、取得できる場所が広がっています。ここでは、住民票が取得できる場所について、みていきましょう。
役所以外にも増えている
今やマイナンバーカードを持っていれば、市区町村役場以外でも住民票を取得できます。コンビニや郵便局、スーパーマーケット、ドラッグストアなど、専用のマルチコピー機が設置されているお店で取得可能です。
利用できる市町村が決まっている
すべての市区町村で住民票を役場以外で取得できる訳ではありません。住民票や戸籍がある市区町村がコンビニ交付サービスに対応していることが条件です。
利用時間が決まっている
コンビニは24時間営業していますが、住民票のコンビニ交付を利用できる時間は限られています。コンビニ交付を利用できるのは毎日6:30~23:00まで。一般的な役所の窓口に比べると長時間取得可能です。
出先の市区町村にあるコンビニでも取得可能
住民票のコンビニ交付は、全国どこでも場所を選ばず利用できます。最寄りのコンビニなどの店舗にマイナンバーカードを持参して、設置されているマルチコピー機などの専用端末を操作すれば、証明書を取得可能です。
住んでいる市区町村以外の場所にあるコンビニでも、問題なく取得できます。
交付手数料が市区町村窓口とは異なる場合もある
住民票をコンビニ交付する場合、市区町村によって料金が異なる点に注意しましょう。東京都中央区のように窓口と料金が同じ場合もあれば、東京都港区のようにコンビニ交付の方が低い料金設定とされていることもあります。
市区町村によって料金が異なりますので、取得したい自治体の公式サイトなどで確認してみてください。
住民票以外の書類も取得できる
コンビニなどに設置されているマルチコピー機では、下記のように住民票以外の書類も取得できます。
住民票がある市区町村の証明書 | ・住民票の写し ・住民票記載事項証明書 ・印鑑登録証明書 ・各種税の証明書 ・戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書) ・戸籍の附票の写し |
本籍地の証明書 | ・戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書) ・戸籍の附票の写し |
ただし市区町村によって、取得可能な証明書の種類は異なります。
ローソンでの住民票の取り方
コンビニで住民票を取得したいなら、取り方も確認しておきましょう。まずは、ローソンでの住民票の取得方法を紹介します。
マルチコピー機を使う
ローソンで住民票を発行する場合、マルチコピー機を使います。取得にはマイナンバーカードか住民基本台帳カードが必要ですので、持参してください。
ローソンでの住民票取得時の操作手順
ローソンのマルチコピー機で住民票を発行する場合、機種により多少操作手順は異なります。まずは「行政サービス」をタップしましょう。
その後、下記の手順で操作していきます。
- マイナンバーカードをセットする
- 暗証番号を入力する
- カードを取り外す
- 取得する書類を選択し、画面の指示にしたがって選択していく
- 料金を投入して「スタート」をタップする
- 証明書と領収書を受け取る
最後にマイナンバーカードを取り忘れないよう注意してください。
セブン-イレブンでの住民票の取り方
セブン-イレブンでも住民票を取得できますので、取り方を紹介します。
マルチコピー機を使う
セブン-イレブンもマルチコピー機が設置されている店舗であれば、住民票を取得できます。取得にはマイナンバーカードまたは住民基本台帳カードが必要です。
セブン-イレブンでの住民票取得時の操作手順
セブン-イレブンのマルチコピー機で住民票を取得する場合、まずは「行政サービス」をタップしてください。
その後、下記の手順で操作していきます。
- マイナンバーカードか住基基本台帳カードをリーダライターにセットする
- 暗証番号を入力
- カードを取り外す
- 「住民票の写し」をタップ
- 記載内容や部数を選択する
- 発行内容を確認して問題なければ「確定する」をタップ
- 料金を支払う
- 「プリントスタート」をタップ
これで住民票と領収書が発行されますので、受け取れば完了です。
nanacoでも支払える
コンビニでマルチコピー機を使う場合、支払方法は現金に限定されていることがほとんどです。しかし、セブン-イレブンの場合はnanacoであれば電子マネーでの支払いもできます。
ファミリーマートでの住民票の取り方
ファミリーマートでの住民票の取得方法を紹介します。
マルチコピー機を使う
ファミリーマートでも他のコンビニと同じように、マルチコピー機を使って住民票を取得できます。マイナンバーカードか住民基本台帳カードが必要ですので準備しておいてください。
ファミリーマートでの住民票取得時の操作手順
ファミリーマートで住民票を取得する場合、まずは「行政サービス」をタップしてください。
その後の手順は下記の通りです。
- 「証明書交付サービス(コンビニ交付)」をタップ
- マルチコピー機のカード置き場にマイナンバーカードを置く
- 証明書を交付する市区町村を選択
- 暗証番号を入力
- カードを取り外す
- 「住民票の写し」をタップ
- 交付種別や内容を選択していく
- 枚数を入力して「確定する」をタップ
- 発行内容を確認して「確定する」をタップ
- 手数料を入れる
印刷した住民票と領収書を受け取ったら終了です。
その他のコンビニでは?
大手3社以外のコンビニでも、住民票を取得できる店があります。その他のコンビニでの対応状況や取り方をみていきましょう。
ミニストップでの住民票取得時の操作手順
ミニストップでもコンビニでの住民票発行に対応しています。マルチコピー機で「行政サービス」を選択後、下記の手順で操作していきましょう。
- 証明書交付サービスを選択
- マイナンバーカードをセット
- 証明書を交付する市町村を選択
- 暗証番号を入力
- マイナンバーカードを取り外す
- 「住民票の写し」を選択
- 交付種別や枚数など必要事項を選択
- 内容を確認して「確定する」をタップ
- 料金を支払う
印字された住民票と領収書、お釣りを受け取ったら終了です。
ポプラでの住民票取得時の操作手順
ポプラでは、広島県内の3店舗でのみ住民票を取得できます。マルチコピー機で「行政サービス」を選択語の操作手順は下記の通りです。
- 証明書交付サービスを選択
- マイナンバーカードを置く
- 「お住まいの市区町村の証明書」を選択
- 暗証番号を入力
- マイナンバーカードを取り外す
- 「住民票の写し」をタップ
- 交付種別や枚数など必要事項を選択
- 内容を確認して「確定する」をタップ
- 金を支払う
住民票や領収書、お釣りの取り忘れがないよう気を付けましょう。
デイリーヤマザキは非対応
デイリーヤマザキも全国展開しているコンビニですが、マルチコピー機での行政サービスには対応していません。住民票はデイリーヤマザキでは発行できませんので注意してください。
住民票を取るならコンビニが便利!
コンビニではマイナンバーカードや住民基本台帳カードなどがあれば住民票が取得できるようになっています。取得できる時間は役所の窓口より長く、自分の都合に合わせて取得しやすいのが魅力です。また、料金も役所の窓口で取得するのに比べると安いこともあります。
取り方はコンビニによって多少異なりますが、画面の表示に合わせて操作すれば簡単に受け取れます。平日の日中は仕事などで忙しい人などは、隙間時間で取得できるため利用してみてはいかがでしょうか。