ASRockは7月6日、マザーボード製品におけるWindows 11対応状況を発表した。CPUに内蔵されている機能をUEFIから有効化することで、多くの製品でWindows 11を利用できる。

  • 2018年に発売されたIntel H370チップセット搭載マザーボード。Intel PTT機能の有効化でWindows 11に対応する

今年中の提供開始が予定されているWindows 11のハードウェア構成要件には、セキュリティ機能「TPM 2.0」が必須となっている。ASRockでは、CPUに内蔵する機能「Intel PTT(Platform Trust Technology)」および「Ryzen fTPM」機能を用いてWindows 11に対応予定。Intel 300シリーズ以降のチップセットを搭載するマザーボード、またはAM4 300シリーズ以降のチップセットを搭載するマザーボードで、広くWindows 11を利用できるという。対応チップセットは以下の通り。

Intelプラットフォーム

  • Intel 300 series:Z390, Z370, H370, B360, B365, H310, H310C
  • Intel 400 series:Z490, H470, B460, H410
  • Intel 500 series:Z590, B560, H510, H570
  • Intel X299 series:X299

AMDプラットフォーム

  • AM4 300 series:X399, X370, B350, A320
  • AM4 400 series:X470, B450
  • AM4 500 series:X570, B550, A520
  • TRX40 series:TRX40

いずれもUEFIの設定変更が必要で、Intel環境では「Securiry」の「Intel Platform Trust Technology」を“enabled”に、AMD環境では「Advanced」の「AMD fTPM switch」を“AMD CPU fTPM”に設定する必要がある。詳細な手順についてはFAQページに詳しい。

2021/10/06追記:Windows 11の対応プロセッサが更新されたため、記事中の対応モデルについて修正しました。最新の対応状況についてはMicrosoftの互換性ページや、ASRockのよくある質問ページをご確認ください。