サッカー日本代表の長友佑都が5日、スポーツ庁が取り組む「Sport in Life プロジェクト」を応援するため、同庁の室伏広治長官を表敬訪問した。

  • 左から室伏広治長官、長友佑都

「Sport in Life プロジェクト」は、一人でも多くの人が生活の中でスポーツに親しむ社会の実現を目指してスポーツ庁が推進している事業。自治体や企業などにコンソーシアムへの参加を呼びかけ、参加団体の取組を紹介したり、団体間の連携を促進することで新たなスポーツの機会を増やし、成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%程度へ引き上げることを目標にしている。

自身が代表を務める会社・CUOREでもコンソーシアムに加盟したという長友。同プロジェクトの理念である「アスリートの価値から創造したプロダクトで健康課題の解決へ挑戦する」に触れ、「スポーツ選手としてもっとスポーツの価値を上げていきたい。スポーツは心を豊かにするし、生活に勇気や希望などの活力を与える。欧州でプレーしていると、生活にスポーツが根付いている。日本もそうなるよう情報発信していきたい」と話した。

また、室伏長官から「スポーツをする人を増やす方法」について尋ねられると、長友は「トレーニングと聞くと、きついというイメージになるが、ヨガのような軽い負荷の運動でも、気持ちが良くなるし、ボディメイクもできる。そこから徐々にステップを上げていくことで、楽しみながら運動をしていけると思う」と提案した。 

続いて「トレーニングしているか」という話題に。室伏長官が新聞紙を床に置いて「てのひらで丸めてみて」と促すと、「うわっ! これ難しい。うまくできない。指の神経が鍛えられる」と驚く長友。横できれいに新聞紙を丸めた室伏長官は「この運動は集中力が途切れないし、いろいろなところに効果がある。1週間ぐらいやるとうまくできるようになりますよ」と助言した。さらに、室伏長官が「この運動は足でやることもできる」と言い裸足になると、長友も靴を脱いで裸足に。両足を空中に持ち上げながら新聞紙を丸めるトレーニングを行うと、長友は「私は試合前に、つま先立ちをするなどして指のトレーニングをしているが、これは難しすぎてできない。指の動きを活発にさせるトレーニングとしてはこれまで体験したことがない。今度トレーニング方法について相談したいです」と、室伏長官にトレーニング法の指南役を依頼する場面もあった。