RaiseTechは7月6日、エンジニアとして副業をしている人を対象とした、エンジニア市場に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2021年4月13~14日、有効回答は1,121人。

副業エンジニアの収入額、「5万円未満」が最多

  • 左:現在の副業(エンジニア)による1か月あたりの収入額を教えてください

右:エンジニアとして副業を行う際に特に大変だったことや難しかったことを教えてください(複数回答可)|

エンジニアを始める前に経験のある副業を尋ねたところ、「ポイントサイト」が28.1%と最も多く、次いで「アンケートモニター」が27.6%、「株式投資」が23.2%と続き、一般的な仕事が上位に並ぶ結果となった。

元々取り組んでいた副業による月の収入額(複数経験のある人は合算)を聞くと、「5万円未満」が36.3%で最多。以下、「5万円~10万円未満」が23.8%、「10万円~30万円未満」が18.5%と続いた。

副業でエンジニアを始めた理由を質問すると、「収入をさらに増やしたかったから」が圧倒的に多く40.1%。次いで「副業やWワークをしたいと思っていたから」が18.0%、「やっていた副業の収入額が少なかったから」が15.9%と続いた。なお、エンジニア的な回答ともいえる「スキルを身に付けて市場価値を高めたかったから」は5.6%にとどまった。

現在の副業(エンジニア)による1カ月あたりの収入額は、「5万円未満」が34.8%、「5万円~10万円未満」が23.2%、「10万円~30万円未満」が21.2%と順に。「エンジニアを始める前に手掛けていた副業の収入」と同じ並びとなったが、「10万円~50万円未満」の回答割合は以前の副業より増える結果となった。

エンジニアとして副業を行う際に特に大変だったことや難しかったことを問うと、1位「専門的なスキルを身に付けること」(37.5%)、2位「精度の高いスキルを身に付けること」(32.2%)、3位「時間管理」(29.1%)となった。