日本民営鉄道協会とJR6社など各鉄道事業者は5日、共同で「暴力行為防止ポスター『藤岡弘、が諭す。人を殴るのは、悪いこと。編』」を制作し、7月9日から各社の駅構内や列車内に掲出すると発表した。
この取組みは、駅や列車内における駅係員・乗務員等の鉄道係員への暴力行為と、利用者同士のトラブルによる暴力行為に対し、各鉄道事業者が連携して防止を呼びかけるもの。暴力行為件数の減少を図り、より安全に、安心して鉄道を利用してもらえる環境の実現を目的としている。
今回のポスターでは、世間でも正義感に溢れる印象が強い藤岡弘、さんを起用。鉄道係員の出で立ちで、「暴力行為は悪いこと。ひいては犯罪であること」を諭している。ポスター一面に大きくインパクトのある姿とシンプルなコピーで人目を引くデザインとし、駅や鉄道を利用するすべての人へ、駅係員・乗務員等への暴力行為防止を強く訴えかける。ポスターの制作にあたり、警察庁・国土交通省からの後援を受けている。
この取組みの参加事業者は、日本民営鉄道協会加盟会社をはじめ、JR6社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州)や東京都交通局、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)など計91社局。掲出枚数は駅構内に約5,500枚、列車内に約5万5,500枚。7月9日から9月8日まで2カ月間にわたり掲出される。