スーパー戦隊シリーズ第44作『魔進戦隊キラメイジャー』のキラメイシルバー/クリスタリア宝路役で俳優デビューを果たした庄司浩平が3日、都内で1st写真集『知らず知らずのうちにここにいて、』(発売中 3,300円 東京ニュース通信社刊)の発売記念会見に出席した。

写真集『知らず知らずのうちにここにいて、』の発売記念会見に出席した庄司浩平

同写真集は、肉体美を惜しげもなく披露した銭湯での大胆なショットや、21歳ならではの繊細かつ無垢な表情をとらえたアートでファッショナブルなシチュエーションを収録。さらに、昭和歌謡や読書好きを公言していることから、レトロな雰囲気が漂う飲食店や、歴史的書物が壁一面に並ぶミュージアムでも撮影を敢行。また、一大学生として学生生活を送っていた彼がある日スカウトされ、子どもたちに勇気や希望を与えるヒーローになるまでの道程を語ったロングインタビューも掲載。俳優として無限の可能性を秘めた庄司浩平の魅力を最大限に引き出した、ワンダーな一冊となっている。

そんな写真集の出版オファーがきた際の心境を聞かれると「僕がやってどういう風に映るんだろうって心配なところが多くて、キャリアも少ない中でいきなりスーパー戦隊の作品をやらせていただいた中で、写真集という大きなお仕事をいただけるなんて…という部分が大きかったんですけど、実際に撮っていった中ですごく楽しかったですし、自然な表情もたくさんできて、撮っていただくという部分でステップアップできたなと感じられました」と吐露し、出来上がっての感想については「感動もありましたし、共演者の方を含め、家族や友だちからもお褒めの言葉をいただいたので、すごくうれしかったです」と笑顔を見せた。

見どころを尋ねられると「衣装も髪型もいろんなパターンで撮っていただいて、すごくカッコよく撮っていただいたカットもあれば、素の表情というのもたくさん引き出していただいて、多くの魅力を出していただいたと思います。非常にメリハリのある顔だったりシーンを撮ることができたので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです」と満足げに語り、お気に入りには、銭湯で撮影したカットを挙げ「カメラマンさんが上のほうに登っていただいて、面白かしくカットになります。すごく自然な表情ができていて、なかなか見られない画角とか格好だったりするので、ギャップの部分も感じられて面白い1枚になったと思います」とアピールした。

また、銭湯のカットでは肉体美も披露しているそうで「上裸で体を見せるというシーンがメインで、この中に入っていまして、すごく緊張したところもあるんですけど、1年間通して体を大きくしたり、この写真集のお話をいただいて、撮影の日まで食事制限をしたり、運動の量を増やしたりして体づくりに励んできたので、僕の中ではその時点でやれることはできて、きれいな体を作ることができたと思うので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです」と力を込めた。

さらに、『魔進戦隊キラメイジャー』で共演した工藤美桜と新條由芽にも見てもらったそうで「『メガネのカットがすごくいいね』っておっしゃっていただいたんですけど、できれば僕も褒めていただきたかったです(笑)」と嘆きつつ、「多くのカットを見ていただいて、ギャップを感じてもらえたみたいで、喜んでいただけて嬉しかったです」とニッコリ。そして、同写真集に「60点」と辛口な評価をした庄司は「出来が悪かったという意味ではなくて、まだまだ始まった段階ということで、あまりいい点数をあげちゃうと僕の成長の伸び代が少なくなってしまうと感じるのと、でも初々しい部分を残せたのはいいところなのかなと思って60点にします」と理由を説明した。

昭和歌謡が好きだという庄司は、特に好きだという山口百恵さんは"アルバム歌手"だと思っているそうで「『GOLDEN FLIGHT』というアルバムの中の『AIR MAIL』という曲をオススメさせていただきます。海外にいる恋人に渡す手紙というテーマできっと書いていらっしゃって、すごく山口百恵さんの魅力が引き立っていて、すごくいい曲です」とオススメし、昭和歌謡の魅力については「全部を語らないというのがいいところなのかなと思います。情景だったり、そのときの心象のキャッチーな部分を取り出したり、夕焼けのことを"ワインをこぼした空"って表現をしたり、文学的な言葉の使い方がすごくきれいだなって思います」と熱く語った。

加えて、"経済的な料理"が趣味だという庄司は「僕がちょっと料理の部分で家の仕事を支えているときがありまして、家計から出していくので何でもかんでも好きなものを買うわけにかいかなくて、うちの周りにスーパーが3つあるので、何時から安いか調べて買ったり、献立も健康を考えて野菜を多めにしたり、楽しく料理をしています」と家庭的な一面を覗かせた。

最後に、今後の抱負を聞かれると「ジャンルは問わず、みなさんに求められるような俳優になっていきたいと思います。俳優業だけではなくて、1人の人間としても、世の中のためという大きな枠組みでなくても、何か人のために役立つ人間になりたいと思っています」と目を輝かせた。