フランスベッドは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがあるかどうか、自宅で簡単に検査できる「SASスクリーニングサービス」を開始した。利用料は3,300円(機器レンタル代、機器返却時の送料、医師の判定費用を含む、ただし配送時の送料は別途負担)。

  • フランスベッドの「SASスクリーニングサービス」 検査機器の装着イメージ

    フランスベッドの「SASスクリーニングサービス」 検査機器の装着イメージ

SASは気道の閉塞などが原因で、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気。症状は激しい「いびき」や起床時の頭痛、日中の眠気、けん怠感など。運転中の眠気が交通事故の原因となったり、循環器疾患や糖尿病などの合併症を引き起こしたりすることがある。その一方で、SASの推定患者数(400万~500万人)のうち、治療中の人は約40万人と少ないのが現状だという(出典:日本職業・災害医学会会誌 JJOMT Vol. 66, No.1)。

Webページから申し込むと、5営業日以内に自宅へ検査キットが届く。検査方法は、腕時計ほどの検査機器「パルスウォッチ PMP-200GplusX」を装着して寝るだけ。睡眠中の酸素飽和度、脈拍数、体動を測定する。

自宅で2日検査を行った後、検査キットを返却すると、およそ2週間後に検査結果を郵送で通知。医師がSASの疑いがあると判定した場合、医療機関リストを同封し、専門医の受診の提案を行う。