米Appleが今秋の正式リリースを予定する「macOS Monterey」のパブリックベータテストを日本時間7月2日の深夜に開始した。
有効なApple IDを持っていてApple Beta Software Programの規約に同意して登録すれば、一般ユーザーも試用できる。ただし、パブリックベータ・プログラムは問題の修正や品質向上のためのフィードバック収集を目的としており、開発途中のバージョンのため、エラーや不具合が発生したり、正しく機能しない可能性がある。Appleはメインデバイスへのインストールを避けることを強く勧めている。
パブリックベータ版の導入のステップは以下の通り。
- Apple Beta Software Programのページでプログラム参加登録(すでに登録済みの場合は不要)
- インストールするMacのバックアップを作成
- 「macOS Public Betaアクセスユーティリティ」をダウンロードしてインストーラを実行。新規ユーザーは使用するMacを登録。
- 「システム環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」からmacOSパブリックデータをダウンロードしてインストール。
ストレージに余裕がある場合、ディスクユーティリティを使って作成したサブパーティションにmacOS Montereyをインストールし、macOS Big Surと起動ディスクを切り替えて使用することも可能だ。
macOS Montereyは、SharePlayを含むFaceTimeの強化、デザインが刷新される新しいSafari、集中モード、テキストの認識表示など、前日にパブリックベータがリリースされた「iOS 15」「iPadOS 15」と共通の新機能を数多く搭載。iPhoneまたはiPadからMacにメディアをストリーミングする「MacにAirPlay」、1つのマウスとキーボードでMacとiPadをシームレスに行き来する「ユニバーサルコントロール」など、他のAppleデバイスとの連携が強化される。対応するMacは以下の通り。
- iMac (late 2015年モデル以降)
- iMac Pro (2017年モデル以降)
- Mac Pro (late 2013年モデル以降)
- Mac Mini (late 2014年モデル以降)
- MacBook Pro (early 2015年モデル以降)
- MacBook Air (early 2015年モデル以降)
- MacBook (early 2016年モデル以降)