NTTドコモは7月1日、スマートフォン向け定額制音楽配信サービス「dミュージック」月額コースの終了を発表した。終了時期は2021年9月30日19時。翌10月1日からは、レコチョクが提供する「TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク」にサービスを引き継ぐ。料金は月額980円。
個別課金となる「dミュージック」ダウンロード型および、定額制の音楽ストリーミングサービス「dヒッツ」は終了せず、継続してサービスを提供する。
ストリーミングの音楽聴き放題サービス「dミュージック」月額コースは、2013年4月にサービスを開始。ドコモは「現在の事業環境に鑑み、経営資源を集中すべくサービスを終了する」と発表した。なお、同時にレコチョクの定額制音楽配信サービス「RecMusic」もリニューアルし、月額980円の「TOWER RECORDS MUSIC」に統合される。
現在同サービスを利用しているユーザーは2021年10月1日以降、「TOWER RECORDS MUSIC」の利用が可能。利用には、新たに「TOWER RECORDS MUSIC」アプリのダウンロードが必要で、「dミュージック」月額コースで利用しているアカウントとパスワードで、同アプリにログインできる。
引き継ぎ項目は、ドコモ払いでの課金、お客さま識別番号(OpenID)、お気に入り楽曲やアルバム、プレイリスト、再生履歴など。「TOWER RECORDS MUSIC」の継続利用を希望しないユーザーは退会手続きが必要となる。
「dミュージック」月額コースの新規入会は2021年9月13日に受付終了。また、サービス自体は同年9月30日19時に終了する。