クラブツーリズムは1日、JR西日本の協力の下、通常は山陽新幹線「こだま」として運行している500系を使用し、新大阪~博多・博多南間での貸切運行を9月18・19日に実施すると発表した。

  • 山陽新幹線「こだま」で活躍中の500系が貸切列車に

この企画は6月実施予定で発売され、発売後2日で完売し、キャンセル待ちが出るほど人気のツアーだったが、感染拡大防止の観点から中止となっていた。今回は利用者の期待に応え、ツアー内容を拡充して再発売する。

新幹線500系は1997(平成9)年のデビュー当時、特徴的な先頭の丸いフォルムが近未来的なイメージを想起させ、鉄道ファンを瞬く間に魅了した車両で、いまなお老若男女問わず幅広い世代に人気がある。現在は山陽新幹線「こだま」や博多南線で運行されている。今回のツアーでは、9月18日に新大阪駅から博多駅まで2時間45分で運転し、その後は扉開放のないまま博多南駅まで直通運転で走行。9月19日は博多駅から新大阪駅まで2時間52分で走る。新大阪~博多間を3時間弱で結び、往年の500系のような走行を楽しめるとのこと。

もともと1日のみの貸切運行(新大阪~博多南間)だったが、今回の再発売で復路(博多~新大阪間)の貸切運行も追加。各出発日とも片道プランとなっており、9月18日発は新大阪駅から博多南駅までのプランに加え、東京発のプランも用意した。9月19日発は博多駅から新大阪駅までの片道プランとなる。なお、感染予防の観点から、1人2席・3席のプランを用意したほか、貸切運行を記念したオリジナルの硬券セットもプレゼントされる。

9月18日出発の「500系新幹線貸切運行 日帰りの旅(新大阪駅→博多南駅間)」は、新大阪駅10時20分頃発・博多南駅13時30頃分着で、旅行代金は2万6,000~4万2,000円(1人2席プラン・3席プランなど計4コース)。9月19日出発の「500系新幹線貸切運行 日帰りの旅(博多駅→新大阪駅間)」は、博多駅9時20分頃発・新大阪駅12時12分頃着で、旅行代金は2万6,000~3万2,000円(1人2席プラン・3席プラン・6号車おひとり2席プランの3コース)となっている。