俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(7月4日スタート、毎週日曜21:00~)の制作発表会見がこのほど開催され、鈴木、賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子が出席した。

  • 『TOKYO MER~走る緊急救命室~』制作発表会見

本作は、「TOKYO MER」という救命救急のプロフェッショナルチームを舞台とする本格救命医療ドラマ。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す「TOKYO MER」のリーダーで、驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医である主人公・喜多見幸太を鈴木亮平が演じる。

「ERカー」は現実には存在しない架空の車両で、8トン車を6カ月かけて改造したもの。会見はこの「ERカー」をバックに行われ、鈴木は「ずっとこの子と一緒に戦ってますので。会見できるのもうれしいですし、それがERカーと一緒だというのが感無量です」と喜んだ。

主人公の喜多見は、鈴木のイメージをもとに脚本の黒岩勉氏が書いたという。鈴木が「喜多見は、医療に関してはスーパードクターなんですけど、普段はへらへらしている。僕そういうイメージなのかなと思った」と不思議がると、菜々緒は「ちょっとドジっ子なんですよね。ちょっと抜けている感じがあってお茶目。そこが普段の喜多見先生のおおらかなところと共通する」と話し、中条は「女性チームがみんな『ギャップ萌え』『かわいい』と言っています」と告白。鈴木は「女性陣にいじられているなというのは感じます」と笑った。

すると賀来が「めちゃめちゃいじられていますよね。この前、亮平くんがいきなり、『このフレーズってなんだっけ?』って歌い出したんですけど、中条さんが『オンチすぎて何の曲かわからない』って。中条さんがガンガンいじっている」とエピソードを披露。会見でも中条が「1回歌ってください」といじり、鈴木が「勘弁してください」と返すという、普段のやりとりが想像できる場面があった。

いじられまくりの鈴木だが、完璧な役作りに共演者は感嘆。賀来は手術シーンについて、「亮平くんができすぎる」と言い、菜々緒は医療専門用語も多いセリフについて「鈴木さんがとんでもなくすごい。本当に噛まないし、ほとんどNGを出さない。恐ろしいくらいのカタカナも出てくるし、聞いたことない薬剤の名前や手術名がたくさん出てきて、なおかつ緊迫した状況なのですごく早口。なのに本当に鈴木さんはすごい。本当に尊敬します」と語った。

最後に鈴木は「裏にあるテーマは、医療従事者への方々、救命医療に携わっている方々、その方々すべてへの感謝です。我々が作っているのはフィクションですがフィクションにしか伝えられないものもあると思っています。医療従事者の方々、そして救急に携わる方の勇敢な魂が凝縮されたようなストーリーになっています。人を救うってなんて美しいんだ、素晴らしいんだ、かっこいいんだと思っていただけるはずです。最初の15分見ていただければ目が離せなくなります。そして僕たちの伝えたい思いがわかっていただけると思います」と熱くアピールした。

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