JR東日本は30日、東京2020オリンピック期間中(7月23日開会式から8月8日閉会式まで)の日中時間帯と終電以降の深夜帯に運転する臨時列車の具体的な内容を発表した。各線区の時刻はJR東日本のサイトで確認できるほか、7月9日頃から「JR東日本アプリ」経路検索のデータにも反映される予定となっている。
東京2020オリンピック期間中の深夜輸送では、山手線が終電を通常より1時間以上繰り下げ、深夜2時頃まで運転するほか、他の各線区も1時間から1時間30分ほど終電を繰り下げて運行する。
競技会場の最寄りとなる路線では、臨時列車の運転が行われる。東京辰巳国際水泳場、東京アクアティクスセンター、海の森クロスカントリーコース、夢の島公園アーチェリー場、カヌー・スラロームセンター、幕張メッセにアクセスする京葉線、霞ヶ関カンツリー倶楽部のアクセスする川越線、茨城カシマスタジアムにアクセスする総武快速線・総武本線・成田線・鹿島線、横浜国際総合競技場にアクセスする横浜線、埼玉スタジアム2002にアクセスする武蔵野線、伊豆MTBコースにアクセスする東海道線・伊東線、宮城スタジアムにアクセスする東北新幹線・東北本線(支線も含む)・仙石線・仙山線、福島あづま球場にアクセスする東北新幹線などが対象となる。
開会式前の7月21・22日も一部競技が開催されるため、JR東日本は会場の最寄り路線と山手線で臨時列車を運転する。東京2020パラリンピック期間は臨時列車の運転を行わないとのこと。
なお、JR東日本の他にも、JR東海や首都圏の大手私鉄、東京都交通局、東京モノレール、東京臨海高速鉄道などの鉄道事業者が東京2020大会期間中に臨時列車の運行等を実施すると発表している。