Nick Shih設計のOC専用ハイエンドマザー

ASRockの「Z590 OC Formula」は、仕様をオーバークロックに特化したIntel Z590チップセット搭載マザーボードだ。有名オーバークロッカーのNick Shih氏が設計を担当。16フェーズの電源回路やサーバーグレードの12層基板を採用したほか、3つのOCプロファイル選択ボタンも用意した。価格は79,000円前後。

  • ASRockの「Z590 OC Formula」。E-ATXなのでケースに格納する場合は注意

    ASRockの「Z590 OC Formula」。E-ATXなのでケースに格納する場合は注意

  • バックパネル。BIOS切り替えスイッチやCMOSクリアボタンなどを搭載する

メモリスロットはSMD(表面実装)タイプを採用。通常のDIPタイプに比べ、信号損失を低減したという。基板上には、OLEDディスプレイも搭載、各種ステータスを簡単に確認することが可能だ。そのほか、ネットワークはIntel 2.5GbE+Wi-Fi 6E、M.2スロットは3つ(ヒートシンク付き)という構成。

microATX/B560というROGマザーも登場

ASUSの「ProArt B550-Creator」は、クリエイター向けのAMD B550チップセット搭載マザーボード。2つのThunderbolt 4ポートを搭載しており、最大40Gbpsの双方向通信や最大2台の4K映像出力が可能だ。デュアルIntel 2.5GbEやデュアルM.2スロット(ヒートシンク付き)など、インタフェースも充実。価格は33,000円前後だ。

  • ASUSの「ProArt B550-Creator」。12+2フェーズの電源回路を搭載する

  • バックパネル。デュアル2.5GbE、デュアルThunderbolt 4などを備える

また、Intel B560チップセットを搭載するマザーボードも2モデル発売となっている。ATXモデルの「ROG Strix B560-F Gaming WIFI」と、microATXモデルの「同 B560-G Gaming WIFI」で、価格はそれぞれ27,000円前後と20,500円前後。ROGブランドの高性能モデルながら、購入しやすい価格帯なのが大きな魅力だ。

  • 「ROG Strix B560-F Gaming WIFI」。ヒートシンク付きのトリプルM.2を備える

  • こちらは「ROG Strix B560-G Gaming WIFI」。microATXながら重厚なモデルだ

表裏両側にファンがあるRTX 3060カード

Colorfulの「iGame RTX 3080 Ti Vulcan OC 12G」は、GeForce RTX 3080 Tiグラフィックスカードの最上位モデル。システム情報や画像を表示できる「iGame Status Monitor 3.0」は、ディスプレイの90度フリップ機能が追加されており、カードの垂直配置時でも内容を確認しやすい。価格は220,000円前後。

  • Colorfulの「iGame RTX 3080 Ti Vulcan OC 12G」。9cmファンをトリプル搭載する

  • リア側の「One-Key OC」ボタンを押すだけで、簡単に1,710MHzまで高速化できる

また「iGame RTX 3060 bilibili E-sports Edition OC 12G」も新発売。これは中国のBilibili動画とコラボしたGeForce RTX 3060グラフィックスカードなのだが、ユニークなのはクーラーだ。デュアルファンがそれぞれ表側/裏側に配置されており、独特な外観も楽しめるだろう。価格は87,000円前後。

  • 「iGame RTX 3060 bilibili E-sports Edition OC 12G」。ファンが1個に見えるが…

  • 裏側を見ると、こちらにもファンが。このファンのエアフローはカードを貫通する