こいもらいふ「息子こいもくんとの出会い」

初めまして。齋藤州一といいます。このコラムでは文章を担当します。そして、挿絵は妻の野田映美が担当します。これから“こいもくん”こと我が子のことを中心にゆるく楽しく書いていこうと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。

私たちは夫婦それぞれが個人事業主で、出勤はせず自宅の別々の部屋で仕事をしていて、文字通り常に一緒にいます。そんな我が家ですが、今回は最初ですし何は置いても我が子に登場してもらうためには、誕生について書かなければならないでしょう。

こいもくんは逆子でした。そうそう、当然のことながら“こいも”は我が子のニックネームです。もちろん本名は別にあるのですが、このコラムでは愛称のこいもくんと呼ぶことにします。こいものように頭が丸くてコロッとしているからこいもくんです。——逆子とわかってからは逆子が直るように逆子体操などを一緒に頑張っていたのですが、なかなか定位置に収まってくれませんでした。心配な日々は続きましたがポコポコと元気におなかを蹴ったりしていましたし、エコー写真を見てもすくすくと成長してくれているようだったので、それを感じるだけでも幸せな気持ちでした。そしてギリギリまで逆子が直るように努力したのですが、結局は予定帝王切開で産むことになったのでした。