サッカー元日本代表の内田篤人が、テレビ朝日系列『東京 2020 オリンピック』のキャスターを務めることが30日、明らかになった。

内田篤人=テレビ朝日提供

アテネ五輪からメインキャスターを務める松岡修造、リオ五輪からコンビを組む寺川綾キャスターに内田が加わり、テレビ朝日系列では開幕翌日の24日、9時半から26時まで丸1日東京オリンピックを放送。さらに25日も8時半から26時まで放送し「東京オリンピックはテレビ朝日から開幕!」という意気込みで中継を届ける。

24日19時からは、池江璃花子選手が女子400mリレー予選に登場。池江を幼いころから見てきた寺川キャスターにとって特別な思いで迎える中継となる。25日20時からの男子サッカー2戦目のメキシコ戦は、2008年の北京五輪代表選手だった内田キャスターが伝える。

そのほかテレビ朝日系列では、400mリレー決勝が注目される「陸上競技」、上野由岐子選手ら日本の13年越しのオリンピック連覇がかかる「ソフトボール決勝」、阿部一二三選手&詩選手が“兄妹同日金メダル”を狙う「柔道 男子 66kg級、女子52kg級」など注目競技を放送する。

今年3月から『報道ステーション』のスポーツキャスターに就任し、第2のフィールドを走り始めた内田。「選手時代はただ自分の思いをお話しすればよかったのですが 、アスリートの気持ちを聞き出すという逆の立場になってみて、確かに難しさを感じることは多いです。でもさまざまなスポーツを取材することができますし、とてもやりがいのある仕事をいただいて光栄に思っています」と喜びを語った。

また、注目選手・競技について「サッカーでは高校時代から一緒にやってきた盟友・吉田麻也がオーバーエイジ枠で選ばれましたが、キャプテンとしてしっかりした戦いをしてほしい。かなり厳しい見方をされるとは思いますが、彼はそれに負けずやれる選手。サッカー日本代表は『東京2020』で必ず、メダルを手にすることができると信じています」と熱いエールを送る。

共にキャスターを務める2人には「修造さんは、まわりにパワーを分け与えることができる方。そういうパワフルさは僕も目指したいところですし、今大会では修造さんが 取材する姿を間近で拝見して勉強させていただきたいなと思っています。寺川さんは水泳という“道”を極めた方。競技に対して深い考えや思いを持っていらっしゃるので、そのご意見をお聞きできるのを楽しみにしています」とコメントを寄せた。