まずはグッズからでもOK? 「クルマでキャンプ」の始め方

クルマでキャンプに出掛けてみたいけど、いきなりキャンピングカーを購入するのは無論のこと、テントなど大がかりなアイテムを買いそろえるのもハードルが高い。そんな考えのキャンプ初心者兼ペーパードライバーは、まず何から始めればいいのか。横浜トヨペットが展開する中古車とキャンプグッズのお店「U-BASE 西湘」でアドバイスを聞いてきた。

クルマでキャンプを始めるには、まず何をすればいい? 「クルマでキャンプ」の始め方を専門店で聞いた

とりあえず、スパイス買ってみる?

「U-BASE 西湘」(神奈川県小田原市、小田原ダイナシティ施設内)は横浜トヨペットが運営する店舗。2021年6月25日にオープンしたばかりの店内には、キャンピングカー専門店「Toy-Factory」(トイファクトリー)とコラボした車両やアウトドアギア専門店「sotosotodays」(ソトソトデイズ)とのコラボによるキャンプグッズなどが並ぶ。

「U-BASE 西湘」は横浜トヨペットが展開するクルマの遊び基地「U-BASE」シリーズの第2弾となる店舗。クルマやキャンプのエントリー層にこだわりのカーライフを提案する

クルマでキャンプを始めるには、まず何から手を付けたらいいのか。同店の外木敏志店長に教えを乞うてみると、「例えば、まずは調味料からでもいいんじゃないですか?」との意外な答えが。そのこころはこうだ。

「外で食事をするとおいしく感じたりするものですし、そうすると今度はバーベキューをしてみようかな、バーベキューが楽しかったら今度は出先で泊まってみたいな、その次は、いろいろなところへ行ってクルマで素泊まりできればいいな、といった感じで、やりたいことが増えていくと思うんです」

店内にはスパイス類が豊富にそろっていた

「家庭でも使えるグッズから入るのもいいですね」と外木店長。例えばコーヒーミル(写真)であれば家庭でも使えるし、空気のいいところに出かけてコーヒーを入れるといったような優雅な使い方も想像できる

「U-BASE 西湘」には照明(ランタンのような手持ちのライトなど)もたくさんそろっていた。衣服にも吊り下げ可能なランタンタイプのライトは荷物の多い1人キャンプに役立ちそうだし、家に置いておけば災害・停電時にも頼りになりそう

まずは料理にこだわり、調理器具から入るというやり方もある

食材をスモークする道具も。キャンプははまればはまるほどしたいことが増えそうな世界だ

まずは気に入ったグッズ1つからキャンプの世界に足を踏み入れてみるというのは、よさそうなアイデアだ。その後は経験を積みながら、キャンプ場で見て欲しくなったり、必要だと感じたりしたアイテムを買いそろえていく。深くはまれば車中泊のためのマットレスや車載可能なテントを購入するか、思い切ってキャンピングカーに挑戦してみるのもいい。そう考えると、「クルマでキャンプ」は間口が広くて奥が深い趣味だと思った。

カーサイドテントやマットレスをクルマに積むようになれば、いよいよキャンプ沼から抜け出せなくなりそう

「U-BASE 西湘」では横浜トヨペットの中古車を購入することが可能。トイファクトリーとコラボした「ハイエース」ベースのキャンピングカーもあれば、SUVやスポーツタイプのクルマも置いてある。店内のモニターで詳細を確認つつクルマ選びができるし、隣の建物の屋上には実車も置いてあるので実際に見ることも可能だ。ラインアップは「登録済未使用車」が中心とのこと。「きれいなクルマが早めに(納車を長く待つことなく)手に入る」ことと、「トヨタのディーラーで購入できるのでアフターサービス体制が万全」であることは「U-BASE 西湘」の強みだ。クルマを買うかキャンプグッズを買うかに関わらず、知識なしで出かけてもレベルに応じて相談に乗ってくれるという。