キヤノンは6月29日、ミラーレスカメラ「EOS R」シリーズ用の広角ズームレンズ「RF14-35mm F4 L IS USM」を発表した。EFマウント版の広角ズームレンズと比べて広角側を2mmワイド化し、撮影シーンを広げた。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は236,500円。発売は9月下旬の予定。
焦点距離14mmからの超広角撮影が可能な「L(Luxury)」レンズ。EFマウント版の広角ズームレンズ「EF16-35mm F4L IS USM」と比較して、焦点距離が2mm広角化。より広がりのある表現が可能となった。
レンズ構成は12群16枚で、UDレンズ×2枚、UD非球面レンズ×1枚、ガラスモールド非球面レンズ×2枚を採用。ズーム全域で諸収差を低減し、中心部から周辺部まで高い画質が得られる。フレアやゴーストなどの発生を低減する特殊コーティング「SWC(Subwavelength Structure Coating)」と「ASC(Air Sphere Coating)」も採用する。
手ブレ補正機能も強力で、「EOS R5」のボディー内手ブレ補正機構と組み合わせた時の効果は静止画撮影時で7.0段分。ボディー内手ブレ補正機構を搭載していない「EOS R」などでも5.5段の手ブレ補正効果が得られる。
最短撮影距離は0.2m、最大撮影倍率は0.38倍。絞り羽根枚数は9枚で、フィルター径は77mm。最大径×長さは約84.1×99.8mm、重さは約540g。専用フード「EW-83P」の希望小売価格は5,500円。