マイナポイントを申し込んでキャッシュレス決済を使ったつもりでも、マイナポイントをいつもらえるのかは意外とわかりにくいです。マイナポイントをもらえるタイミングはキャッシュレス決済の事業者によって異なり、個別に確認する必要があります。また、ポイントで買い物したいと考えているなら、買い物に使うタイミングでもらえるかどうかチェックしておきたいですよね。
そこでこの記事では、マイナポイントはいつもらえるのか、事業者ごとに紹介します。
マイナポイントがいつもらえるかわからない時の確認点
マイナポイントへ登録したつもりでも、なかなか手元にポイントが届かないことがあります。マイナポイントで最もよく知られている特典は、マイナンバーカードを申請したうえでマイナポイントの申し込みをし、さらにマイナポイントに登録したキャッシュレス決済をチャージや支払いなどに利用することで付与される5,000円相当のポイントです。
5,000円という金額は決して安くないため、付与されるタイミングがわからないと気になってしまいますよね。そこで、まずはマイナポイントがいつもらえるのかわからない人が確認しておきたい点を見ていきましょう。
マイナポイントへの登録は済んでいるか
マイナンバーカードを所有するだけでは、マイナポイントは獲得できません。マイナポイントへの申し込みが済んでいるか確認しましょう。
マイナポイントへ登録してから支払いまたはチャージに使ったか
マイナポイントへ申し込んだ後、申し込んだキャッシュレス決済方法を支払いやチャージなどに使うことでマイナポイントをもらえます。
例えばSuicaはチャージ額がマイナポイントの対象ですが、LINE Payは利用額がマイナポイントの対象です。対象となる利用方法は決済方法によって異なる点に注意しましょう。
すでに受け取っていないか
マイナポイントは受け取り手続きが必要な場合と自動付与される場合とがあります。WAONのように受け取り手続きが必要であれば、受け取ったかどうか意識しやすいですが、PayPayのように自動付与される場合、受け取ったかどうかがわかりにくいです。
すでに受け取っていないかは、マイナポイントに登録したポイントの管理画面などで確認しましょう。
クレジットカード&デビットカードのマイナポイントはいつもらえる?
マイナポイントの対象となるキャッシュレス決済は、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコード決済、プリペイドカードなどです。まずはクレジットカードやデビットカードの中で代表的なキャッシュレス決済の場合、どのタイミングでマイナポイントを獲得できるのか紹介します。
三井住友カード
三井住友カードのクレジットカードやSMBCデビットの場合、利用金額が累計2万円に到達した月の翌月末頃にマイナポイントが5,000ポイントのVポイントとして自動付与されます。
利用金額が累計2万円(税込)未満の場合、付与対象期間終了から2カ月以内に、利用金額の25%分のVポイントが付与されます。
JCB
JCBは2022年7月1日~9月30日の期間中にマイナポイント登録&利用をすると、2022年12月12日の支払い時に、付与ポイント相当の金額が請求額から自動的に相殺されます。
2022年10月1日~12月31日の期間中にマイナポイント登録&利用をすると、2023年3月10日の支払い時に、付与ポイント相当の金額が請求額から自動的に相殺されます。
支払額よりポイントの方が多い場合には、差額が設定口座へ振り込まれます。
楽天カード
楽天カードの場合は、利用金額の累積が2万円に達した月の翌々月25日にマイナポイントが自動付与されます。
イオンカード
イオンカードは選択した決済サービスがクレジットカードやデビットカードの場合、毎月1日~末日までの利用金額を対象にポイントを計算し、翌月28日以降に電子マネー「WAON」として付与されます。選択した決済サービスがWAONならば、毎月1日~末日までのチャージ金額を対象にポイントを計算し、翌月28日以降にWAONとして受け取り可能です。
なお、受け取るにはイオン店頭のWAONステーションなどで手続きが必要です。
dカード
dカードをマイナポイントへ登録した場合、5,000ポイントを上限に、決済ごとにマイナポイントがdポイントで自動付与されます。受け取り手続きは必要ありません。
電子マネーのマイナポイントはいつもらえる?
電子マネーの場合、マイナポイントをいつもらえるのか紹介します。
Suica
交通系電子マネーSuicaの場合は、毎月のチャージ額に応じて5,000ポイントを上限に、翌月中旬にマイナポイントとしてJREポイントが自動付与されます。なお、2022年1月1日よりキャンペーンを実施しており、Suicaへのチャージによって付与されたマイナポイントの累計が5,000ポイントに達すると、その月の月末までに1,000ポイントが特別に付与されます。
楽天Edy
楽天Edyの場合は該当月の合計チャージ額に対して、翌月10日にチャージ額の25%がマイナポイントとしてEdyギフトが付与されます。アプリや専用端末での受け取り手続きが必要ですので、受取期限にも注意してください。
WAON
大手スーパーマーケットの電子マネーであるWAONをマイナポイントに登録した場合、1カ月のチャージ額に対するマイナポイントがWAONで翌月28日に付与されます。WAONステーションなどで受け取り手続きが必要です。
nanaco
コンビニエンスストアやスーパーマーケットでよく使われている電子マネーのnanacoをマイナポイントへ登録すると、毎日のチャージ額に応じて4円単位でチャージの2~3日後にnanaocポイントで付与されます。セブン-イレブンのレジやセブン銀行ATMなどでの受け取りが必要です。
QRコード決済のマイナポイントはいつもらえる?
代表的なQRコード決済でマイナポイントをいつもらえるのか紹介します。
d払い
d払いをマイナポイントへ登録すると、チャージの場合も利用の場合も、決済ごとに決済と同時にマイナポイントがdポイントで自動付与されます。
auPAY
auPAYをマイナポイントへ登録したら、マイナポイントは決済ごとにau PAY残高で自動付与されます。付与のタイミングは即日~翌日となっています。
PayPay
PayPayの場合は、チャージか支払いかで付与のタイミングが異なります。
チャージの場合はPayPayマネーライトに即日付与されますが、支払いの場合は30日後です。チャージと支払いとで対象となる支払い・チャージ方法が異なる点に注意してください。
メルペイ
フリマアプリ「メルカリ」のキャッシュレス決済であるメルペイの場合、マイナポイントはメルカリポイントで自動付与されます。メルカリでの決済の場合は取引完了の翌日に付与されますが、メルペイが使えるお店での決済の場合は決済の翌日です。
LINE Pay
LINE Payをマイナポイントへ登録した場合は、決済ごとの売り上げが確定した日の翌日に付与されます。Visa LINE Payプリペイドカードで支払うと「確定日」の3日後に付与されます。
プリペイドカードのマイナポイントはいつもらえる?
マイナポイントに登録可能なプリペイドカードもありますので、いつもらえるのか見ていきましょう。
mijica
ゆうちょのプリペイドカードであるmijicaをマイナポイントへ登録すると、月末締めで翌月チャージ残高に自動付与されます。チャージ残高が付与されますので、手続きは必要ありません。
出光クレジット発行のプリペイドカード
出光クレジットのプリペイドカードには「WA!CA」「アークスRARAプリカ」などがあり、いずれもマイナポイントに対応しています。月間のチャージ額に対応するマイナポイントが、翌月15日にチャージ残高として自動付与され、手続きは不要です。
クスリのアオキ
ドラッグストアの「クスリのアオキ」で使えるプリペイドカードも、マイナポイントに対応しています。決済の翌日にチャージ残高として自動付与され、手続きしなくても獲得できます。
マイナポイントをいつもらえるのかは事業者により異なる
マイナポイントは国のキャッシュレス推進事業であり、買い物や支払いをするだけでポイントを獲得できますが、いつもらえるのかはキャッシュレス決済事業者によって異なります。支払ってすぐにもらえる事業者もあれば、翌月やさらに先になる場合もあるので、確認しておきたいですよね。
自分の使っている決済方法がどうなのか確認したい人は、この記事で紹介した代表的な事業者のキャッシュレス決済方法を参考にしてください。また、これからマイナポイントへキャッシュレス決済を登録しようと考えている人は、マイナポイントがもらえるタイミングやキャンペーンなども考慮するのがおすすめです。自分にとって最適なキャッシュレス決済をマイナポイントへ登録しましょう。