お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、27日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、人気YouTuber31人が文春オンラインで「緊急事態宣言下に“自粛破りの大パーティ”『深夜3時まで泥酔カラオケ』」と報じられたことについてコメントした。
このニュースについて意見を求められた兼近は、「これが現状。逆に何を騒いでいるんだという話で」と切り出し、「若者から人気の人たちがこういう意識なんだということが分かったというか。こういうことなんですよ」と指摘。
「こういう人たちが人気ということは、こうじゃない人たち、われわれみたいに『みなさん、気をつけましょうね』と言っている人たちって、彼らのファンからしたらおもんないんですよ。普段からそういう生き方をしていて、そういう感性を持っている人たちのチャンネルが面白いとされる世の中なんです」「つまらないことを言わない人たちだから人気があるんですよね」と支持層の実態を分析し、これには松本人志も「一理あるな」と納得した。
一方で、「ただ、ちょっと切ないのが、テレビでこういうふうに報じると、まだ観てなかった層がまた『YouTuberはやっぱりダメだ』と言って、どんどん若者との分断が進んでいくのが僕はすごく残念」と危惧も。
「影響力がすごくあるので、(YouTuberの)こういう層が『みなさん、気をつけましょう』とか、おもんなくてもそういう話を少しずつしていけば、若者にも上の世代の声が届く。本当はこういう人たちこそめちゃめちゃちゃんとしてほしいというのはある」と求め、「僕はそこが残念というか。もっと声を上げることで良くなっていくのになと伝えたいんですけど……」と思いが届かない現状に肩を落としていた。