今年の日本テレビ系大型特番『24時間テレビ44』(8月21日~22日)のチャリTシャツのデザインが、26日に放送された『世界一受けたい授業』で発表。少女漫画家デビューもしているメインパーソナリティー・King & Princeの高橋海人と、くまモンの生みの親でもあるクリエイティブディレクター・水野学氏の2人がタッグを組んでデザインを手がけた。

  • 高橋海人(左)と水野学氏=日本テレビ提供

初めて顔を合わせた2人は、今年の『24時間テレビ』のテーマ「想い~世界は、きっと変わる。」を体現するオリジナルキャラクターを作ることで意見が一致。さっそく動物好きの高橋が、その場で様々なイラストを描き、水野氏がキャラクター化のためのアイデアを提案しながら、チャリTシャツのデザイン制作がスタートした。

その後も、高橋が描いた原案イラストをもとに、水野氏と会社スタッフ総出で300以上ものキャラクターデザイン案を作成しながら、2人は入念な打ち合わせを重ね、ついに「想い」の大切さを伝えるオオカミをモチーフにしたキャラクター「おもウルフ」が誕生した。

この「おもウルフ」は、24時間テレビの最終日である8月22日に活動を終了する期間限定のキャラクター。今年の24時間テレビを通じ、「多くの人々に想いやることの大切さを伝えてほしい」という高橋の願いが込められている。

そして、高橋と水野氏が手がけたチャリTシャツは、老若男女を問わず、どんな年代の人にも着こなすことができるデザインがコンセプト。「おもウルフ」の配置や遠吠え声など、随所に2人の細かなこだわりが隠されている。

なお、チャリTシャツの取り扱い開始は7月を予定。カラーバリエーションなどの詳細については追って発表される。

高橋と水野氏のコメントは、以下の通り。

■高橋海人
以前から24時間テレビを見ていましたし、僕は絵を描くことが好きなので、いつかチャリTシャツ企画に携わりたいと思っていました。そんな僕が今回、くまモンの生みの親である水野さんと一緒にデザインをさせて頂き、夢が1つかないました。

水野さんのおかげで、どの年代の方にも着ていただけるデザインになったと思います。例えば、たまたま皆さんの目に止まって、可愛いなと思って着ていただいて、その後に「そういえばこのTシャツを着ることによって、チャリティーに参加できているんだ」と気づいてもらう。そのようにしてチャリティーが身近に感じられるきっかけになればとても嬉しいです。

チャリTシャツのキャラクター「おもウルフ」のモデルになっているオオカミは、「一匹狼」という言葉があるように孤独を好むイメージのある動物です。しかし実際は僕たち人間と似ていて、群れの仲間と一緒でないと生きることができない動物です。24時間テレビを通じて、誰かに想いを伝えることの大切さを表すキャラクターとして「おもウルフ」を皆さんに受け入れてもらえたらいいなと思います。

■水野学氏
髙橋さんから「おもウルフ」の元となるキャラクター案を預かったとき高橋さんらしさが出た素晴らしいアイデアだなと感じました。物語の世界だととかく悪者になりがちなオオカミという動物を、「群れで生活し仲間を大切にする」という視点から捉え直し、「誰かを想う気持ちをくみ取ることができる」キャラクターへと発展させたところに、高橋さんの優しさ、視野の広さ、発想の豊かさが表れていたからです。絵の才能にもあふれた高橋さんと一緒に作り上げていく過程は、とても楽しく、刺激的でした。

素敵なキャラクターが生まれたと思っています。でも、デザインは、誕生したときがゴールではなく、人に使ってもらい、喜んでもらえて初めてゴールだと思っています。このキャラクターとデザインを愛して頂けたり、たくさんの人に着て頂けたり、チャリティーを通じて多くの方の役に立ってくれることで、素敵なゴールへと向かってくれたらと願っています。