リクルートが運営する不動産・住宅サイト「SUUMO」はこのほど、「住まいの設備ランキング2021」を発表した。同調査は2月22日~24日、関東在住の20代・30代社会人で一人暮らししている男女416人を対象に、インターネットで実施した。
部屋の設備・仕様で、「付いていて当たり前」「付いていないと部屋を借りない」と思うものを尋ねたところ、1位は「バス・トイレ別」(63.8%)、2位は「エアコン」(61.7%)、3位は「クローゼット」(43.7%)、4位は「フローリング」(36.7%)、5位は「2階以上」(34.7%)だった。トップ5は、2017年の前回調査から不動のものであるという。
男女別に見ても、6位の独立洗面台までは順位の違いこそあるものの、共通して上位にランクインしている。女性は「2階以上」「TVモニター付きインターホン」「オートロック」などセキュリティに配慮した設備・仕様や、「コンロ2口以上」「ガスコンロ付きキッチン」など、料理のしやすさへのこだわりが強いことがわかった。
一方、男性は「マンション(鉄筋コンクリート構造)」の順位が女性より高く、建物の構造への関心が強い傾向にある。
現在の住まいに備わっている住宅設備・仕様で、便利だと思うものを尋ねると、「エアコン」「バス・トイレ別」「TVモニター付きインターホン」がTOP3だった。これは2017年の前回調査でも同じ結果が出ている。手洗いへの意識が高まっているためか、「独立洗面台」は、前回7位から今回4位へと大きくランクアップしている。
「付いていなくて後悔した」と思う設備・仕様について聞くと、ネット通販の利用が増加していた中、コロナ禍でますますニーズが高まったとみられる「宅配ボックス」(18.7%)が1位だった。以下、「追い炊き機能」(17.0%)、「その他」(12.9%)と続いている。コロナ禍の外出自粛により自炊をする人が増えたことから「コンロ2口以上」(11.2%)という回答も多かった。