ヴィエリスはこのほど、「独身女性の働き方」に関する調査結果を発表した。同調査は6月10日~11日、20~30代の独身女性社員107名を対象に、インターネットで実施した。
結婚・出産したら仕事は継続するか尋ねたところ、「続けたい」が65.4%、「辞めたい」が24.3%だった。
「続けたい」と回答した人に、その理由を聞くと、「生活のため」(65.7%)が最も多く、「社会との接点を持っていたいから」(47.1%)、「今の仕事が好きだから」(32.9%)が続いた。自由回答には、「家庭内だけに収まりたくない」「自分で使うお金は自分で稼ぎたい」「存在意義を見出したい」というものもあった。
復帰後希望するポジションについて尋ねると、44.3%が「今と同じポジション」、48.6%が「今より負担が少ない・融通が利くと思われるポジション」と答えた。「今よりハードと思われるポジション」は1.4%となっている。
「結婚・出産したら仕事は辞めたい」と回答した人に、その理由について聞くと、「子育てに専念したいから」「専業主婦になりたいから」(各65.4%)が同率1位だった。以下、「そもそも仕事が好きではないから」(38.5%)、「時短などをしづらい会社の文化・空気があるから」(23.1%)となっている。自由回答では、「迷惑をかけたくない」「体力的に厳しい」「両立できる自信がない」といったコメントが寄せられた。
今の職場は、出産後復帰する職場環境として制度的・人間関係的にも復帰しやすいと思うか尋ねると、59.8%が「思う」、19.6%が「思わない」と答えた。
「思わない」と回答した人にその理由を聞くと、「時短などをしづらい会社の文化・空気があるから」(81.0%)が最も多く、「会社に育児をサポートする制度がないから」(52.4%)、「子どもがいると昇進などの評価に響くから」(28.6%)が続いた。
出産しても女性が仕事と育児を両立するために、会社にどんな制度があればいいと思うか自由回答で答えてもらったところ、「融通のきくフレックス制度」「ベビーシッター補助金、斡旋」「週休3日制」「時短勤務や保育園の料金補助」といったコメントが寄せられた。