国がキャッシュレス決済の推進を図るための事業であるマイナポイントは、申し込み期限が2021年9月末まで延長されました。マイナンバーカードさえ2021年4月末までに申請が済んでいれば、これから申し込んでもマイナポイントをもれなく受け取れる可能性があります。
そこでこの記事では、マイナポイントの申し込み期限や獲得するための条件、申し込み方法などを紹介します。まだマイナポイントへ申し込んでない人は参考にしてみてください。
マイナポイントには申し込み期限がある?
マイナポイントとは、消費の活性化やマイナンバーカードの普及促進などを目的に、国が行っている事業です。マイナポイントへの申し込みや獲得期限はもう過ぎたと思っている人は多いかもしれませんが、延長されています。そこで、マイナポイントの期限について紹介します。
マイナポイントへの申し込み期限
2021年6月現在、マイナポイントへの申し込み期限は2021年9月末までです。
以前は2021年3月末まででしたが、期限が延長されました。
マイナポイントの獲得期限
マイナポイントの獲得期限も、マイナポイントへの申し込み期限と同様2021年9月末までに延長されました。しかし、期限ぎりぎりにマイナポイントへ申し込んでも、上限いっぱいのマイナポイントを獲得できない可能性もあります。早めに申し込んでマイナポイントを獲得しましょう。
マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限は過ぎている
マイナポイントの獲得期限や申し込み期限はまだ到達していません。しかし、これからマイナンバーカードに申し込む人は対象外です。
マイナポイントの対象となるのは、2021年4月末までにマイナンバーカードを獲得している人ですので、2021年5月以降にマイナンバーカードに申し込んでも、マイナポイントを獲得できません。
もらったマイナポイントの有効期限は?
マイナポイントに登録したキャッシュレス決済を使うことで、マイナポイントを獲得できます。獲得したマイナポイントの有効期限は、キャッシュレス決済によって異なりますので注意しましょう。
例えばd払いでもらえるマイナポイントの有効期限は48ヶ月ですが、PayPayの場合は有効期限がありません。
どのキャッシュレス決済をマイナポイントへ登録しようか迷っているなら、有効期限も比較して選びましょう。
マイナポイントを期限までに満額もらうための条件
マイナンバーカードを満額獲得するために、いくつか気を付けておくべきポイントがあります。マイナポイントを取り逃さないためにも、知っておきましょう。
マイナンバーカードをすでに取得していること
マイナポイントの対象となるのは、2021年4月末までにマイナンバーカードへの申請を終えた人です。
2021年6月時点でまだマイナンバーカードを持っていない人や、持っていても2021年5月以降に申請した人はマイナポイントの登録はできません。
対象となるキャッシュレス決済サービスを選んで登録する
マイナンバーカードを2021年4月末までに申請して手に入れた人は、マイナポイントを獲得するための準備として、登録が必要です。対象となるキャッシュレス決済の中から1種類を選んで、アプリやWebサイト、マイナポイント手続スポットなどで登録しましょう。
登録したキャッシュレス決済で2万円以上利用する
マイナポイントへ登録した後に、登録したキャッシュレス決済を使って支払いやチャージをすることで、マイナポイントを獲得できます。どのような利用が対象となるのかは、キャッシュレス決済の種類によって異なるので注意しましょう。
マイナポイントは利用額の25%相当のポイントが付与され、上限は5,000円分です。つまり、キャッシュレス決済で2万円分利用すると、上限いっぱいのマイナポイントを獲得できます。
マイナポイントへの申し込み方法は
2021年4月末までにマイナンバーカードに申し込んでいても、まだマイナポイントへ申し込んでいない人は、申し込み方法を確認しておきましょう。登録には下記の3点が必要です。
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードの暗証番号
- 決済サービスIDまたはセキュリティコード
ここからは、マイナポイントへの登録手続を簡単に紹介します。
マイキーIDを発行してマイナポイントを予約する
まずはマイナポイントへの登録に必要なマイキーIDを発行します。発行方法はデバイスによって異なりますが、スマートフォンの場合はマイナポイントアプリ、Webの場合はポータルサイトから手続きが可能です。
「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をタップして画面の指示にしたがって進めていくと、マイナポイントへの予約ができます。
キャッシュレス決済サービスを選ぶ
マイナポイントの予約が完了したら、「申込へ」をタップして、キャッシュレス決済を登録します。検索機能で絞れますので、登録したいキャッシュレス決済方法が見つかったら「選択」をタップして、画面の指示にしたがって登録していきましょう。
登録完了したら忘れずにログアウトしてください。
買い物またはチャージする
マイナポイントへキャッシュレス決済を登録するだけではマイナポイントは獲得できません。登録したキャッシュレス決済を、期間内に買い物またはチャージ利用しましょう。
対象となる利用方法はキャッシュレス決済によって異なるので、確認の上使ってください。
マイナポイントを申し込む際の注意点
マイナポイントに申し込んで獲得するまでにあたって、いくつか注意すべき点があります。とくに気を付けたいポイントを見ていきましょう。
すでに締めきっている決済方法もある
マイナポイントへの登録や利用期限は2021年9月末までに延長されましたが、キャッシュレス決済の種類によってはすでに終了したものもあります。例えばPASMOは2021年3月31日までで終了しており、多くの決済方法のように延長されていません。
これからマイナポイントへ登録する人は、期限切れに注意して登録しましょう。
所得制限・年齢制限なし
マイナポイントの申請に年齢制限や所得制限は設けられていません。マイナンバーカードを持っている人であれば、未成年でも申し込み対象です。
15歳未満は親権者による申請も可能
マイナポイントは原則として、本人が本人名義のキャッシュレス決済サービスに申し込む必要があります。しかし、未成年者の場合は、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスで申し込み可能です。
さらに、15歳未満の未成年者の場合は法定代理人が手続きを行うことができます。15歳以上の未成年者の場合はやむを得ない場合を除いて、本人が手続きを行わなければなりません。
決済サービスごとに対象となる利用法が異なる
キャッシュレス決済の種類によっては、チャージがマイナポイントの対象となることもあれば、支払いのみが対象となる場合もあります。
例えばSuicaはチャージ額が対象ですが、三井住友カードは買い物での利用額が対象です。
キャッシュレス決済によって「買い物での支払い」か「チャージ」かが定められている点に注意して、マイナポイントを獲得しましょう。
申請期限や取得期限に注意
マイナポイントへの申し込み期限や取得期限は2021年9月末までです。期限を過ぎるとマイナポイントは獲得できません。上限いっぱいマイナポイントを獲得できるよう、余裕をもって登録してキャッシュレス決済を使いましょう。
マイナポイントの申し込み期限や付与期限に注意して満額もらおう
マイナポイントは登録したキャッシュレス決済を使うだけでポイントをもらえる国の事業です。マイナンバーカードさえ手元にあれば登録費用がかからずポイントをもらえますので、登録して損はありません。
マイナポイントへの申し込み期限は、以前は2021年3月末まででしたが、申請の少なさから同年9月末までに延長になっています。登録したキャッシュレス決済で2万円分の支払いやチャージを行えば上限いっぱいのマイナポイントを獲得可能です。
マイナンバーカードは持っていても、まだマイナポイントの申し込みをしていない人は、これからでも遅くありません。この記事の内容を参考に、マイナポイントを早めに申し込みましょう。