お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、25日放送のフジテレビ系バラエティ番組『人志松本の酒のツマミになる話』(毎週金曜21:58~)で相方・浜田雅功との不仲時代やバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(以下、『ごっつ』)の放送終了の真相について語った。
“お酒の席が盛り上がれば何をしゃべってもOK”というルールの下、普段言えないような悩みや失敗談、心に秘めた本音を語り合う同番組。松本、ケンドーコバヤシ、陣内智則がMCを務め、エンリケ、新庄剛志、峯岸みなみ、森田哲矢(さらば青春の光)がゲスト出演した。
話題が“人生のどん底”から立ち直ったエピソードになり、陣内が「松本さんはずっと売れているイメージ。『ガキ』(ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!)が始まって、トントン拍子で『ごっつ』やって……」と羨むと、松本は「いや、浜田との関係も良くなかった。本当に目を見ない時もあった」と告白。
『ガキ』は「フリートークやった時も、途中くらいからだんだん関係がおかしくなって、あいつ30分番組なのに15分くらいで終わろうとする。『もう、ええやろ』って言って帰っていくねん。『いやいや、ええわけないやん。足りひんし』と言っても一触即発でケンカになる」と明かした。
続けて、『ごっつ』に関して「途中くらいから、あいつが『コントやりたくない』と。朝まで、浜田がどうやったら生きるか、あいつにあんまり負担のないようなコントを考えた。『これやったらたぶん大丈夫だし、もし浜田がここに引っかかったらこう言うてくれ。でももしかしたらこう言うかもしれんから、その時はこう言ってくれ……』と浜田のところに持っていっていろいろ言っても、最終的に浜田が『No』と言う時がある」と暴露し、冗談まじりで「あいつクソみたいなやつ!」と言い放って出演者の笑いを誘った。
新庄は不意に「『ごっつ』がずっと続いていて、急にポンとやめたじゃないですか。あれって野球の延長でイヤになって……?」と尋ねると、松本は「ヤクルト(戦)ですよ」と当時セ・リーグ優勝がかかっていた同チームの試合に言及。「(フジテレビから)『野球延長するんで……』と一報欲しかった。それが一切なかった。あの時、『ごっつ』のスペシャルでけっこう自信あった。『めちゃくちゃ面白いもの撮れた! ぜひ見てほしい』と思っていたら野球の延長で急にバーン! って何の連絡もなく、なくなった。血気盛んな頃だったからプチッと来ちゃった。『もう、やめじゃ!』ってなった」という。
「雅功も怒ってました?」と新庄が聞くと、松本は「雅功はそもそも『ごっつ』をあんまり認めていなかった。『日曜8時よりいい枠があるやろ』と。俺が『面白かったらどの枠でもいいやろ』と思ってたけど、あいつはそう言っていた」と回顧。「俺が野球の延長にブチギレて『やめじゃ~!』となった時、浜田は『まぁ、まぁ、まぁ』みたいなこと言ってきた」と自身が悪者扱いされたと不服そうだった。
松本の話を聞いている最中、新庄は「それで終わったんだ。最悪ですね、野球。僕もイヤだった。小っちゃい頃ドラマを見たくて、野球の延長イヤだった」と元プロ野球選手らしからぬ発言で出演者を笑わせた。