VALUE FIRSTは6月24日、「貯金状況や老後の生活資金に関するアンケート」の調査結果を発表した。調査は3月、全国の20代~50代の会社員300名を対象にインターネットで行われた。

  • 現在の貯金額はどれくらいですか?

    現在の貯金額はどれくらいですか?

月々の手取り額を教えてもらったところ、「10万円~20万円未満」(32.0%)や「20万円~30万円未満」(30.7%)が多く、次いで「30万円以上~50万円未満」(17.7%)という結果に。

現在の貯金額についても教えてもらったところ、「100万円~500万円未満」(21.7%)、「1,000万円以上」(19.7%)、「500万円以上~1,000万円未満」(9.3%)が上位に。年代別で見ると、100万円~500万円未満を貯めている人はどの年代でも最も多く、貯金額としては最も平均的と言える結果に。

また、これまでの積み重ねがある分、貯金額が多い人の割合が高いのは50代。1,000万円以上貯めている人は50代に最も多かったが、しかし一方で、貯金額が「10万円未満」の人の半数近くを50代男性が占めており、50代は、貯金できている人とできない人の差が最も激しい年代と言える結果となった。

  • 老後資金はどれくらい貯めたいと考えていますか?

    老後資金はどれくらい貯めたいと考えていますか?

次に、「老後資金はどれくらい貯めたいと考えていますか?」と質問したところ、「1,000万円~3,000万円未満」(39.0%)が最多に。次点は「3,000万円以上~5,000万円未満」(24.0%)だった。

そこで、老後資金を貯めるために利用しているサービスを聞くと、「老後の資金対策は行っていない」(38.7%)が4割近くを占めたが、約6割が何かしらの対策を講じていることが明らかに。最も多かった対策は、通常の年金に加えて積み立てができる「個人年金保険」(30.0%)。次いで「NISA・つみたてNISA」(27.7%)、「株式投資」(25.7%)、「iDeCo」(17.0%)と続いた。

最後に、「金銭面において老後の生活は安心できそうですか?不安ですか?」と質問したところ、「安心できる(非常に+ある程度)」と回答した人は14%、「不安(少し+非常に)」と回答した人は62%となった。