iPhoneで基本中の基本のアプリといえば「連絡先」。友人・知人の名前や住所、電話番号などの情報を登録しておくと、電話するときやメールを送信するときなどの場面で、スピーディーに呼び出せます。Siriになにか頼むときも、相手の名前やニックネームを目印に処理を実行できるので、よくやり取りする人物の情報は登録しておいたほうが効率的に作業できます。

登録しておいたほうがいいのは、自分の情報も同じこと。名前に住所、電話番号...しかし、友人・知人と同じ情報量では不足かもしれません。自分の連絡先カードは、それ以上の情報を登録しておいたほうが便利な場面があることは確かです。

たとえば、勤務先情報。自宅の住所だけでなく勤務先の住所を連絡先カードに登録しておけば(ラベル名を「勤務先」として登録)、マップアプリの「よく使う項目」に大きなボタンとして表示され、かんたんに選べるようになります。帰宅するときと同じ要領で帰社用のルート案内が可能になるなど、メリットは少なくありません。学生の場合、会社の代わりに学校の住所を登録しておけばいいでしょう。

リマインダーアプリも同様に、自分の勤務先/通学先の住所を登録しておくと重宝します。自分の連絡先カードに登録があれば、場所スイッチをオンにすると勤務先/通学先のボタンが現れ、到着したタイミングでリマインドすることが可能になります。

Siriに依頼するときも、「会社へ行く方法は?」などと伝えれば理解してくれるので、活用範囲が広がります。既婚者の場合、配偶者や子どもの情報(連絡先に入力済のもの)を登録しておけば、Siriへの命令がラクになります。こまめに連絡先カードへ情報登録することが、iPhone全体の使いやすさ向上につながるはずですよ。

  • 自分の「連絡先カード」を充実させると?