新人を対象とした女子ゴルフトーナメント、2021年JLPCAステップ・アップ・ツアーにおけるロレックス ランキング フラッグシップイベント対象大会「Skyレディース ABC杯」が、6月29日~7月2日にかけてABCゴルフ倶楽部(兵庫県)にて開催される。主催は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、共催は朝日放送テレビ、協力はABCゴルフ倶楽部、特別協賛はSky。

JLPCAステップ・アップ・ツアー「Skyレディース ABC杯」は、女子ゴルフの世界ランキング「ロレックス ランキング」の対象ツアー。ステップ・アップ・ツアーは3日間大会が10大会以上になった2017年からロレックス ランキングの対象ツアーとなっており、2021年からはフラッグシップイベント制度を導入することになった。これにより、さらなる選手の育成と強化をはかっていく。過去には、渋野日向子プロがステップ・アップ・ツアーを皮切りに世界ランキングポイントを獲得しはじめ、その後、レギュラーツアー、世界メジャー優勝と、ロレックス ランキング15位以内と躍進しいてる。

ロレックス ランキングは、2006年より運用されている史上初の女子ゴルフ世界ランキング。オリンピックでは、このランキングの上位順に出場選手が決定し、R&A(LGU)および全米ゴルフ協会(USGA)、日本女子プロゴルフ協会(JLPGAツアー、JLPGAステップ・アップ・ツアー)、アメリカ女子プロゴルフツアー(LPGA)、アメリカ女子下部ツアー・シメトラツアー、ヨーロッパ女子プロゴルフツアー(LET)、ヨーロッパ女子下部ツアー・アクセスシリーズ(LETAS)、韓国女子プロゴルフツアー(KLPGA)、オーストラリア女子プロゴルフツアー(WPGA Tour Australasia)、中国女子プロゴルフツアー(CLPGA)台湾女子プロゴルフツアー(TLPGA)の各団体がランキングに参加している。

そして、ロレックス ランキング対象ツアーのうち、JLPGAステップ・アップ・ツアー、USLPGA下部ツアー(Symetra Tour)、欧州女子下部ツアー(LETAS)、中国LPGA(CLPGA)、台湾LPGA(TLPGA)の5ツアー競技を対象に、各ツアーから1試合がフラッグシップイベントとして指定されている。フラッグシップイベントの指定大会は、フィールドの強さの指標となるSOF(Strength of Field)に25ポイント(一部大会は50ポイント)のミニマムストレングスポイントが付与されるため、出場選手に配分される世界ランキングポイントが高くなるほか、付与される選手の人数も増える。今回、フラッグシップイベント制度の導入により、ポイント獲得を狙う選手たちにとっては大きなモチベーションになるとのこと。

昨年はコロナ禍により、残念ながら中止になっていた本ツアー。今回のJLPCAステップ・アップ・ツアー「Skyレディース ABC杯」には、120人の選手が出場。賞金総額は4,000万円、優勝賞金は720万円となっている。